まだまだ先は長かった…。息子二人が初戦敗退で帰ったら…。
いつもね。ハウルとレモンと試合の帰りに話になるんやが、顎尻おやじも妻も、
「あー疲れた!!」
と言うと、決まって二人が、
「戦ってもないし、緊張もしてないし、汗かいてもないのに、なんで疲れるの??」
と聞いてくる。
こちとら、それなりに年とってることも分かっているが、朝早くから帰宅後の夜ご飯の用意をする妻に、空手の試合に必要な道着や防具の忘れ物はないかなどなど、顎尻おやじも早朝からすることはあるわあるわ。それに洗濯や、それなりに掃除もして出るし、結構、遠い会場もあるから早めに車で出発。結構距離もあったりすると渋滞で疲れたり、帰宅に際して駐車場から一色谷なって出るもんやから駐車場からでれなくなったりと疲れる要因は結構ある。
それにだ、二人を必死に、それこそ
歯を食いしばって応援
すると戦う子供達と一緒ぐらいに疲れる。ましてや、勝って帰ることなど殆どないのであるから、どれだけ疲れるか読んでいる親御さんならご理解いただけよう。
勝って帰るのと負けて帰るのとは
雲泥の差
それに、二人とも一回戦負け(泣ける)と言う状況だと疲れが、倍の更に倍。(クイズダービーの篠沢教授って感じ、古過ぎる…。)5週連続試合で負け続けられると、こちらのメンタルまでやられてくる。
月曜日の出勤意欲までに関わってくる。
たまに勝ってくれると良いんやが、勝率悪すぎるんですわ。そんな疲れる原因をハウルとレモンに言っても仕方がないので、顎尻おやじと妻は、
「あんたらも、大人になって親になったら分かる…。」
とだけ言う。まあ、それだけしか言う体力も気力も残ってないのが正直なところ…。
それが先日のリアルチャンピオンシップの決勝大会後にはまだ、悲劇が残っていたのである…。帰宅すると夜ご飯の準備を始める妻。そこにタクボンが降りてきて、大きなため息に似た息遣いをする。顎尻おやじがタクボンに
「どないしたんや、珍しいな、しんどいんか???」
と聞くと
「急にしんどくなった」
とだけ言って下を向く。一見して大分しんどそうに見えるのでタクボンのオデコを触ってみると
チョイ熱い
気がする。すぐに体温計で熱を計ると
40度3分
の表示が出た。それを見た顎尻おやじは
「あかん、この体温計、壊れとるわ、40度越えになる!!」
と言ってもう一度体温計で計り直すと、
40度6分
の表示、
あかん、タクボンが壊れてる。
流石に顎尻おやじも
「こらあかん、タクボン、しんどいんやろ??」
と聞くと小さく頷く。そして丁度、モーモーが降りてきて、
「タクボン、朝から少ししんどいって言ってた。頭も痛いって…。」
と言う。顎尻おやじは
それならなんで言わなかったんや、連絡しなかったんや??
と思ったがタクボンの性格からして、顎尻おやじ達4人が空手の試合に行っているので、気を使って連絡しなかったんだとすぐに想像できた。しかし、そんなことを言っていても仕方がないので、日曜日の夜間帯でも見てくれる病院を探し、車でタクボンを病院へ運んで行った。しかし、これまた大変な作業なのだ。
タクボンは普段ならある程度の移動が出来るのだが、完全にグッタリしているので、車に乗せるのも大変な重労働…。
担ぎ上げたくても、腰が抜けそうだ…。
タクボンは過去にコロナや、インフルエンザ等にもなったことがあるが、
ここまで動けなくなったことはない…。
なんやろ、コロナかな?
と心の中で呟きながら病院へ。すでに顎尻おやじの体力も限界。でも辛いのはタクボン…。結構、急病の患者さんもいる。待ち時間もあったが、診てもらえるだけでも感謝、感謝。
そしてドクターが来て、インフルエンザ、コロナ、そして溶連菌の検査を実施。検査後20分ぐらい待ったかなぁ。判定は?(空手ではない…)
インフルエンザでもなく、コロナでもない。
まさかの
溶連菌
である。レモンの溶連菌がうつったのだろう…。家族だから仕方ないが…、レモンも大変やったがタクボンがここまで
ぐったり
するとは
恐るべし溶連菌
大体が子供がなる病気と思っていたが、大人もなると大変だ。そしてドクターに抗生剤を貰って帰宅。かれこれ午後11時近くになっていた。空手観戦で疲れ、タクボンの体調不良でショック疲れ。更に病院に駆け込んで疲れた…。でも休日の夜間ながらドクターにも診てもらって高熱の原因も分かり、薬も貰えたので、なんやかんやあっても不幸中の幸い。
しかし、なんやなぁ…。兄弟3人それぞれ今日は1日、色んな状況の中
戦ってたんやなぁ…
俺も、しっかり親できたかなぁ??…。へとへとやけど…。
長い長い1日が終わった…。
それでは、また…。つづく。
追伸。ハウルの通称、ヤマトの名前はリアルで自分に勝てなかったことから、継続となったのはいうまでもない…。
ヤマト今年も頑張れーーーーーー!!
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