なんで、そうなるの??
こんにちは。台風2号の影響が大きく出た日本列島でしたが、皆様、大丈夫でしたか?
本日は、先日の続き。
リョウちゃんが我が家に来てから、何日経ったか何ヶ月経ったか余り私は覚えてないんですが、ある日、妻と下の二人の子供を連れて三男の水筒を買いに行ったんです。水筒。学校で使うのが壊れて買わなければならない状況になったんでね。そのついでに買い物もしたいって感じで、外出、外出、買い物。
そんな時にね。そんな時にお店で、妻や子供たちから離れて一人でブラブラしてたんですよ。ひとりで。そんな時にね、ふと思い出したんですよ。なんでか知らんけどね。
妻が「別の犬種を欲しがっている」ってことを。
あのリョウちゃんと妻が出会った際に出た、妻の心の叫び…。その後、妻に聞いたら若い頃から私が家で犬を飼うとしたら
ミニチュアダックスフンド
が飼いたいねんってこと。それを何故か思い出してたんですよ。ひとり歩きながらね…。そんな時に、ふとね、ふとですよ見るとね、小さな小さなミニチュアダックスフンドがこちらをね、私を見てるんですよ。勘違いかな??っ思ってたんですが、どうやらそうでもないような感じ。そのミニチュアダックスフンドに見つめられているんですよね。昔から勘違い君やったかも知れないんですけど、間違いなく見られてる。
これか、あいつ(妻)が欲しがっているミニチュアダックスフンドは…。
あんまり意識した事なかったから良く知らんかったけど、中々かわいいなあ…。って感じやったんですけどね。でも良く見ると
「こいつ、ほんま可愛い顔してるなあ、ええ顔してる。」
って思ってしまったんですよ。そしたらね顎尻おやじはね。水筒探している子供達の所に行ってね妻の肩をツンツン。ツンツンってするんですよ。そうすると妻が
「なんやの…。」
っとちょっと忙しいのにって感じ。
でもね、水筒探してた子供と妻をそのミニチュアダックスフンドの前に連れて行ったのよ。連行って感じではなく、「ちょっと」「ちょっと」って感じで手招きで呼び込んだ感じ。
するとね、するとよ。今まで、鬱陶しそうについて来てた妻がよ、妻の顔が崩れるの、そのミニチュアダックスフンドを見たらね。夫婦やってるとその辺りは、ようわかんのよ。弱いところ。この顔、アイツ好きそうやってね。(これも勘違いかもね、知らんけど…。)
そんなもんよね。怒ってるまでは行かなかったけど鬱陶しい感、満チクリん??の妻がね、
ニコニコ
ニコニコ
そこへ、追い討ちをかけるようにね、
「こやつ、カワイイいやろ、なあ」
「お前のタイプかなってなあ」
「思ったりなんかして…。」
って言葉、全て上の空。右耳から入って左耳から抜けてるならまだマシ。私の言葉など入りやせんわ。こうなったら。まさしく
一目惚れ
ってこのこと。カタカナで表すと
ズバ
ってとこかな。
しかしね、優柔不断というか、なんと言うか。そのミニチュアダックスフンドを抱っこさせて貰ったり、予防接種の事を聞いたりと色々としたんやけどね。家に連れて帰るのは、「やはり無理」って感じでね。抱っこしているワンコを手放したんよ。妻は。
まあ、それはそれでキッチリとした大人の判断?やからね、尊重するってことでその場を後にした。そこで、改めて水筒を買いに行ったり、子供らがグズってアイスかジュースか飲ませたりして座ってたらね。そしたら、さあ帰ろうかって間際になって妻が…。。。。
「もう一度、あの子(ワンコ)見たい」
って言い出してね。なんか、気い弱そうにね。そらね、私からしたら、
「さっき、綺麗にお別れしたやん」
って思っててもね口が裂けても言えんのよ。これが。
「ほな、見にいこか」
って感じ。
子供らも見たいって思ってたんかな、もう一度、あのミニチュアダックスフンドを見に行ったのよ。そしたらね、ミニチュアダックスフンドも覚えてたのか喜んでね。妻も妻で、今まで3週間ぐらい大便してないような顔してたんやけど、また、
ニコニコ ニコニコ
する訳ですよ。見てたら子供達もね、おんなじ。
ニコニコ ニコニコ
そしたらな、水筒を買いにね、買いに来てたのにね、
「この子、ウチに連れて帰る」
って満面の笑顔でね言うのよね。一度は大人の判断で諦めたのに。
って言ってても始まらんので、妻が、色々ワンコの説明を聞いたりしていて、私はと言うとね、車に犬の餌やらゲージやらを運ばなあかんようになって、せっせと運んでいたの。子供達は、「家族がまた増えた」って感じで喜んでるし、ママがニコニコやから余計にはしゃいでるって感じやし。
車に積むもん積んで、ワンコの所に戻ってくるとね、ワンコを連れて帰る準備が万端でさあ、帰ろうかってとこで、ワンコを今まで大切に育ててくれたお店の方がね、
「ソアラちゃん、バイバイ。大切にしてもらいや」
って言うてくれた。それに顎尻おやじは違和感を…。
「バイバイ、大切にしてもらいや」は分かる。「なんや、ソラちゃん」って。。。
「ペットショップって、売り物の犬に名前付けて育ててんの?」
「なんや、けったいやな、名前あった方が愛着も湧くし一生懸命に育てることができるんかな、でも客の前で言わんでもええやろう??」
「名前付けてもうたら、別れにくくないかな…。」
って思ってたらね、妻が、
「さあ、帰りましょう、ソアラちゃん」
って言いよるんですよ。私はね、水筒買いに来て急にワンコ買うことになったんやから、名前なんて決めてもないし、出来たら「サッスン」って名前付けたいんやけどなあって俺は思ってたんやけど。でも、似合わんかな、あのワンコにはとか。アイツが気に入ったワンコやし、子供にも相談しないとあかんしなあって、車に荷物積みに行きながら考えてたんですよ。顎尻おやじはね。
ほんだらね、妻に私がね、
「別にそのワンコにペットショップが付けたような名前で呼ばんと。」
「ちゃんと考えて名前付けたたらええねん。」
「せやないと、犬賢いから、ソラちゃんで覚えてしまうで。」
なんて言ったらね。妻はあけらっかんとして、
「大丈夫、私が付けたんやから、ソアラちゃん。なあ、ソアラちゃん!!」
ってぬかす。いや、仰られる。でも顎尻おやじの心の叫びは
「こいつ俺が見つけて、お前に紹介したのに、名前も相談して決めようとしてたのに」
と言うものは、全く無視。横見たら子供達も「そや、そや」って感じで笑うてる。
「なんで、こうなるの??」
って感じやが、妻は、もともと犬を飼うことがあれば、「ソアラちゃん」って付けるって決めてたらしい。
また家で留守番してた家族、特にタクボンは驚いてたね。
「なんで、水筒買いに行ったのに、犬連れて帰ってくるんやーーー」
って叫んでましたわな。
つづく…。
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