SNSで騒がれている、例の試合を見て…。我が家での行動は…
ここ何日か、SNSで拡散されている
あの試合
子供の空手の試合で、審判が止めているにも関わらず、相手選手が後ろ向きになっているのに、後頭部から蹴る試合映像…。
顎尻おやじのSNSにもすぐに飛び込んできて、映像をみたら確かに…
試合や、互いの選手、セコンド、審判、副審、主催者に関する意見などはSNSで出尽くしたので、今更アホな顎尻おやじが、どうのこうの言うのもなんなので、あの映像を見て顎尻家では何をし、何を話したのか記させていただく。
早い段階であの映像を見た顎尻おやじは、すぐに
ハウルとレモン
に映像を確認させた…。
二人とも、それはそれは驚いていた…。
彼らに
「この映像を見て、どう思う…??」
と言うと皆々様がSNSで言っているような意見を二人が互いに呟く。
そして、その意見に顎尻おやじが感想を述べる。
まぁ、二人に何がしたいのかと言うと、
映像を見て、考え、意見し、行動する
この一連の流れを常に出来る様にさせたいのだ…。
彼らでも批判はできるし、容易い。
ただ、自分が蹴った方の選手なら、自分が蹴られた方の選手なら、主審なら、セコンドなら、どうなのか?
多角的な方面から自分がその立場だったら
どうするのか?
を考えさせた。
そして顎尻おやじが二人に伝えたのは、
「お父さんはどちらの選手の親にはなりたくない…」
「例え、セコンドの先生の「イケ!」と言う言葉があっても、蹴って良いか悪いか自分で判断できる子で居て欲しい」
「そして、顔面に対する突きを喰らっても安易に後ろを振り向かず、追撃もある事を覚えていてもらいたい」
「審判が居ても必ず止めてくれるとは限らないので「ヤメ!」の声がかかっても決して気を抜かない」
「常に何事も残心を」
「審判であっても絶対正しいとは思ってはいけない」
と言うことを伝えた。
なぜ、こんなことを子供達に言うかと言うと、親として以前から思っていることだが、子供の空手の大会が余りにも広がりすぎて、誰でも気軽に出れると言う良い面がある中で反面、全ての大会がそうとは言えないが、
空手大会の質が落ちている
と言っても過言ではないと思っている。
正しく
玉石混合なのだ。
それは、以下の様な点で現れている。
⭕️大会にドクターを置いてない、置いていることを参加者が分からない大会も多い。(医者ではなく、整骨院の先生で補われている大会も多い)
⭕️大会参加者が多く、試合数も多くなり、審判も過重労働化している。
⭕️もともと審判員の数が少なく一見して高校生ぐらいでは?と思える様な年齢の人が審判を任されている大会もある。
⭕️審判の数が少ない為、審判をしている空手の先生自体が試合の経験がそれほどない先生も審判をしている。
⭕️余りにも流派が増え、各大会で少しづつルールが違うのに、審判が寄せ集めの為、審判自体が各大会のルールに慣れ、熟練されてない。
⭕️大会運営側が、大会の規定で選手や親などからの試合に関する抗議を認めておらず、かつ抗議をすると所属している道場ごと大会参加を認めないと決められているところもあるので、明らかにオカシイことでもセコンドから口出しできないし、大会運営側に抗議すら出来ない。
などなど私の様な者が考えても、これぐらいは上げられる。
だから、子供たちは空手大会を
⭕️開会式がなく、すぐに試合が始まる大会が良い(開会式等がある大会は、その際にドクター等を紹介している)
⭕️トロフィーが大きい大会が良い
⭕️各本戦大会に出場しやすい大会が良い
と言う観点で選びがちだが、そこはある程度、親がリードして、トロフィーが小さくても、ドクターがきっちりと用意されている大会が
良き大会
と判断される一つの材料となっても良いのではないかと思っている。
それに顎尻おやじは、
審判の質は大会そのものの質
と言っても過言ではない…と思っている。
華々しい演出も、大きなトロフィーも、本戦大会に出場する為の大会であることも大会選びで重要なことかもしれないが、もっともっと質の高い大会運営がなされ、その為にお金が使われ、
審判の質が向上したり、
大会ドクターが一人でも多く参加し、裏方で大会を支援してくれたり
することが大切なことであると大会参加者側の我々もよく理解し、またそう言った点で賢くなっていかなければならない様な気がする。
余りにも同一日に各地で同時に開催される大会の日もあり、審判員が分散されることにより、その大会の質が気にはなっていたのだが、今一度、我々参加者も運営側も、これをキッカケに考えても良いのかもしれない…。
決して儲け主義だけに走っては貰いたくない
と切に願う…。
また別の問題で、このSNSで問題の大会映像が流れている時を同じくして
空手団体からの独立を破門としたのか、何か不始末を起こしたから破門され独立したのか良く存じ上げないが、SNSを利用して、
破門状?
絶縁状?
の様な物騒なモノが空手関係者を賑わした。
まるで、公開処刑のような、この破門状なるものも、
もうそろそろ時代錯誤と感じ辞められたらどうでしょうか?
弟子が、関係者が独立しても良い師弟関係で居てほしい。
弟子が不始末したら育てた先生が不徳の致すところと感じてほしい。
と願うのですが…。
独立したら、裏切り?
団体の意に沿った行動をとらなければ破門?
自分の団体に所属してない者を、意に染まない者を裏切り者とし、
他の団体に交友関係は結ぶな!
大会に参加させるな!
と圧力をかける?
と言う様な思いがおありなのかも知れませんが、
破門された方
も、
破門状を見ている方
も、
あまり良い気がしませんよね…。
そして、他のスポーツや、武道、格闘技団体から
笑われますよ。
子供達も見ているんですから、喧嘩するにしても、ある程度、子供達にも説明できる程度にしていだだけませんか?
誰も得しないですよ‼️
もっともっとフルコンタクト空手、良くしませんか?
先生方に任せるだけでなく、選手や、親、大会観戦者も
見抜く力
をつけて、
しっかりと曇り無き眼(まなこ)で
フルコンタクト空手
を見つめて行きましょう。
最後に‼️
先日、とある大会に子供達と観戦にいったら、ある空手団体の先生とお話しする機会があった。
その先生は、
「実は私も昔、〇〇道場の〇〇先生のところで空手を修行してました‼️」
って満面の笑顔で顎尻おやじに言った。
私は、この先生を素晴らしい先生だと思った。
そして昔を思い出しながら恩師を語る先生を育てられた〇〇道場の〇〇先生も又素晴らしいと感じさせられた…。
できれば、師弟関係というものは、こうありたいですよね。
それでは、あの試合‼️で、心の傷を受けた方、体に傷を負った方が1日も早く癒やされますことを願いまして、このブログを終わりたいと思います…。
それでは、また…。つづく。
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