第一回 KARATE CHAMPION OF CHAMPIONS観戦記!!
東京で朝一、ホテルでこのブログを書いている。
(帰りの新幹線が始発から上下線停止なんて情報も…)
何から書いて良いか分からないぐらいだが、ひとつ皆さんにお聞きしたいことがある…。
このKCCの広報活動やパンフレットに使われている
拳
、
入来建武先生
の拳らしいのだが、この拳に何を感じたのか…
かっこいいパンフレットに仕上がっているのだが、私はこの
拳
は
フルコンタクト空手界の新しい扉
を
ノック
している様に見えていたのだ…。
コン、コン、コン…
そして、この大会はフルコンタクト空手界の新しい
入り口
になる大会にするつもり?して欲しい?確実にする?大会と位置付けていたのか??
まず、結論から、この大会は
大、大成功‼️
であったとお伝えしよう。
この大会、会場内一番良い席で5万円と言う値段設定も素晴らしいと思っている。
アマチュアの大会で、そんな高額な…とお叱りを受けるかも知れないが…。
敢えて言うと妥当な値段設定だと思う。
そして2階スタンドは自由席で8000円(当日1万円だが、チケットは当日まで残っていたのか…)これも
フルコンタクト空手界の未来
を考えると妥当な値段と思われる。
今までが安すぎてフルコンタクト空手界がジリ貧になっていたのだ…。
私達はその2階スタンド席から観戦した。
今回の東京はハウルだけでなく、妻もレモンも一緒だ。そしてこのスタンド席の良い場所で見るために、顎尻おやじは会場1時間半前から、熱中症アラートも出てたのではないかと思われる炎天下の中、会場入り口に並んだ。(ねえ、チュー💋しよう??と冗談も言えないくらい暑い、暑かった。)
その時間でも、すでに二十人ぐらいの新極真会の応援団と思われる人たちが列をなしていた…。
各々、タオルや日傘やハンドタイプの扇風機を持ちながら…。
ただ1時間半並んだ努力が身を結び、スタンド最前列で観戦することができた…。
ここで、ひとつ会場に着く前にハウルが放った発言を聞いてもらいたい…。
「なぁ、なんで代々木第一体育館で開催しないの??」
「さすがに新極真会の緑代表でも大きな会場は取れなかったんか??」
と会場直近で歩きながら素朴な疑問をオヤジにぶつけるハウル。
しかしこれが、
この大会を成功に導いたひとつの作戦
だと顎尻おやじは思っている…。
なぜ、あえて3、4千人規模の
代々木第二体育館
で開催したのか…。
おそらくそれは、昔
正道会館、石井和義館長
が
K-1
をスタートさせた時の考え方を採用したのでは??と思っている。
第一回大会で大切な事は、
大会を絶対に成功させる事。
だからこそあえて狭い会場で開催することでチケットが完売しやすい
し
更に大会が成功すれば、この
KCC
の大会はチケットが取れない、取りにくい大会であると世間に認識される。
人間と言うものは可笑しなもので、
限定❗️見れない❗️取れない❗️
と言われると、余計観たくなるのが人間なのだ…。
次回、開催するときは当然、値段も上げれるしチケットも取りにくくなるのでプレミアがつくと言う思惑もある。
そして会場が小さいことで主催者側が
観客が満員
である映像が撮れるのだ…。(どうだろう?たまに現K-1などで空席が目立つ会場を画面を通して見ても不安になるのは、顎尻おやじだけだろうか…)
そして、その狙い通り今大会、当日は2階自由席まで満席であった…。
私たちも
フルコンタクト空手大会会場が超満員
であることを目の当たりにして、
この大会は、今までとは違う‼️凄い大会だ‼️
と試合が始まる前から感じさせられていた…。
いわゆる
マジックにかけられていたのだ…。
そして小さい会場ですれば自然と会場に来られたお客さんも
試合が観やすい
のである。
大きな会場で開催してしまうとリアルに試合が観れないし会場に試合を映し出す、オーロラビジョン(商品名になってしまうかな??)ばかり観てしまうと言う、大きな会場あるあるにもなってしまう。
それにフルコンタクト空手の醍醐味である、
骨と骨とがぶつかるゴンっと言う音
が聞こえなくなる…。
今回もいい下段が相手選手に決まると
会場内に、鈍く、そして地面から突き上げる様な、
ゴン
が観客席の足元から突き上げてきていた…。
それを感じれるのと感じれないだけでも
リアル感
が違うのだ…。
そして、試合会場に入ってまず感じたのは、そのオーロラビジョンが数枚設置されており、音響やスポットライトをふんだんに使用していることに驚いた。
この辺りは緑代表が常日頃から懇意にしている
長渕 剛
の
コンサート
や、それこそ他のプロの格闘技団体の演出を真似たのかもしれない…。
古い言い方をすれば凄く
垢抜けた洗練されたオシャレな試合会場
に出来上がっていたし、雰囲気的にもそれが出来上がっていた…。
敢えて上から目線で言わせてもらうと
まだまだ改良の余地はある
も、古臭い空手大会の会場とは完全に一線を画していた…。
すでにこれらのことで我々四人は会場に、新極真会に既に
酔わされていた…。
試合会場には
タレントの長嶋一茂(松井派なのに来てもええの??なんて要らん心配もしたが…。)
ムエタイで一斉を風靡した武田幸三
極真世界王者で総合格闘技で活躍する上田幹雄選手
などが主賓で招待されており、アンバサダーとして
ケンコバことケンドーコバヤシ
が務め、リングコールも一部担ったりと華やかな人選となっていた。また、会場に所狭しと
空手界の重鎮が観戦に来ており、
アリーナ席には新極真会のスター選手はもとより、
ユーチューブで人気の方々
や
スタンド席には当然、新極真会の現役を引退した選手の顔や、顎尻4人の近くには
戦士、宮原 穣選手
JFKOで福地勇人選手と熱戦を繰り広げた田中裕也選手
などの姿も見受けられた。更に会場には
白蓮会館、多田大祐選手
の応援の為に遠方から集まってきた
白蓮会館の現役選手だけでなくOBも多く集まっていた…。
この大会の成功に1番の功労者を挙げるとすれば、当然、新極真会緑代表となるのだが、
選手で言うと、ダントツ
白蓮会館、多田大祐選手
である。
これは何も顎尻おやじが
彼の事を好きだとか、一個人的な感情で物を言っているのではない…。
多田選手が他流派で男一匹、侵略者として乗り込んでいく
そして
新極真会の選手は必死になって多田選手の行手を阻む…。
この
構図が大会を超満員にさせたのだ…。
少なくとも多田選手が居なければ、こうも大会アリーナのチケットが早々にソールドアウトしない…。
顎尻おやじでさえも、もし多田選手が出場してなければ、この
KCCの大会
には来なかったかもしれない。
況してや、妻は絶対に来なかったであろう…。
どうしても敵対する構図がファン心理をくすぐるのだ…。
それがこの大会を成功に導いた一つのキーであったと考える。
顎尻オヤジと多田選手とのご縁は、
これまでにハウルやレモンが一緒に写真を撮ってもらったり、ハウルの試合映像を見てアドバイスをもらったり、純粋に後に続く子供達の為に練習方法を教えてくれた過去もある。
だからこそ、
四人で応援に東京まで来たのだ…。
ほんの1、2年前には空手の事を知らない妻までが
多田くんの試合、観に行きたい…。
東京まで四人で行こうか…
と言い出したのだから顎尻おやじも‼️驚いたのだ…。
そして、結論‼️(試合の解説はYouTubeにお任せするとして…)
多田選手はKCCの大会でも最強選手
と言っていいほど他を圧倒していた…。
だからこそ、できれば今後のフルコンタクト空手界の未来の大きな扉となるかもしれない
このKCC大会
の為にも、
新極真会、岡田侑己選手VS白蓮会館、多田大祐選手
の決勝対決は見たかった…。
先日のJFKOでの対戦で多田選手が岡田選手に勝ってはいるものの、今大会の岡田選手の動きは、去年、東京で開催された
新極真会の世界大会
で大躍進を遂げた岡田選手の動きと匹敵する、いや、それを凌駕するほどの出来であったからだ…。
それだけに悔しい…
純粋に一ファンとして観て見たかった…
もし??決勝でこの両者の対決があれば…
どちらが勝っても会場は必ず、最高の拍手を送ったであろう実現しなかった試合…
そして、ここまで残念に思うのは、多田選手が敗北した時点で会場を後にして帰宅してしまった人が少なからず現れたのだが、この人達の足を止めれたのではないかと思っている。(試合が遅い時間に始まるので、遠方から来ている人たちは帰れないのだ…。ましてや大阪や、九州などから応援に来ている白蓮会館の関係者やファンは大会最後まで観ていたら新幹線や飛行機に乗って帰宅できないと思われる。これは批判ではない、仕方のないことだ…。ただ全ての人の足を目を大会最後まで釘付けにする為にも二人の試合は必要だったと言いたいなのだ…。悪意のある言い方を敢えてするなら、多田選手を(選手ゴメンね)最後まで新極真会は利用するべきだったと思うのだ。顎尻おやじは初めから東京残留を決めていたのだが…)
唯一、その心残りだけが、
KCCの大会
での残念なところであった…。それは純粋なファンだったら、高額なチケット代を払って会場まで足を運んだ人なら
同じ気持ちであったろう…
と思うのは顎尻おやじだけだろうか…。
多田選手や、白蓮会館の関係者や応援団は当然、多田選手がトーナメントにおいて不利な状況も百も承知であるし、主催者側の裁量にあるのは仕方がないのも十分過ぎるほど理解できるのだが…
なにか、もや??
としたモノが多田選手が敗北した時、それまでのいい雰囲気であった会場の空気感を破壊したのだ…。
それは、第二試合最終盤に起るのだ…。試合内容はYouTubeにお願いするとして、多田選手が、エヴェンタス選手を押したのではなく、
エヴェンタス選手が多田選手に、もたれ掛かるかのようになっただけのように見えた…。
ハウルもすかさず、
「あれは、多田選手の押しではない…。」
「エヴェンタス選手の方から寄っている」
と言い出し、会場には小さいながらも
え〜
と言う声が漏れたのだ…。(せめてあれだけJFKO大会で映像確認をしたのだから、今回の様な由緒ある大会には必要だったと思う。)
しかし、その
もや??
が有りながらも気持ちを押し殺して試合コートを降りる多田選手の後ろ側に座っていた
新極真会、塚本道場の赤のTシャツに身を包んだ一大応援団(間違ってたらすいません、もしかしたら鈴木選手の応援団かなぁ??)がコートを降りた多田選手に惜しみなく拍手を送っていた姿は一枚の写真に出来るのではと思うほど心動かされる出来事であった…。進化を怖がらずに推し進めてきた塚本徳臣先生の心を見たような気がした…。
ただ、これで来年、東京で開催される
JFKOの世界大会
第一回WFKO大会
が面白くなる…。
必死になって新極真会の外国人選手などが
多田選手の首
を取りにくる… 必死になって…他の日本人選手も喰らい付いてくる…。
何故なら現状
最強重量級選手に一番手の届くところに多田選手が位置しているからだ…。
それはこのKCCの大会で再確認された…。
だからこそ、またスートーリーが、敵対心の構図がファン心理をくすぐり
東京に人を集めるのだ…。
そして代々木第二体育館を後にする際、
来年❗️東京開催❗️WFKO大会‼️
を
四人で観戦することを顎尻夫婦は決めた…。
その為にもハウル、
公立高校に合格せよ!!
ハウルの最大のミッション!!
そして最後に、とある選手が呟いたインスタグラム
を記してブログを締めくくる…。
小さい世界で子供を戦わせて、あれこれ文句を垂れる前に、
たった数千円だけ払って本物の世界最高峰を是非ご覧ください…
と記されていた。そして、この文に顎尻おやじが敢えて、付け足す。
⭕️その世界最高峰の大会を大会会場でLIVEで見せてあげて!!
⭕️その感動と感覚は決して空手だけで終わるモノではない…
⭕️必ず、子供さんの将来の糧になる…
それでは、大会会場で会える方が増えることを祈って、このブログを終えたいと思います。
それでは、また…。つづく…。
(会場を後にする際の出会いでの一コマ…。)
追伸、皆様には
拳
はどのように映りましたか…
大変素晴らしい大会
未来ある一歩
子供達も夢が持てる
継続する魅力ある大会で子供達がフルコンを続けたいと思える大会…
お金もかけている
そんなモノが扉から垣間見れたのは私だけではないでしょう…。
しかし大会後ホテルでパンフレットを再度見ると、その
拳
は、
決して掴んだものは離さないぞ…
と言う意思の強さに感じた…。どうだろうか…。KCCの試合YouTube楽しみにしていてください。(当然、僕が出すわけではないですが…)
それでは本当にバイなら
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