デカい、ごつい、厳つい…。外国人選手は中学生でもフィジカルモンスター‼️外国人選手と戦う経験が欲しい方はこの大会に出ろ‼️
いきなりであるが、
この大会は優勝‼️そして宿敵、白色(はくしょくと読んでいただきたい)の侵略軍団、白竜会クボ選手(こんな名前にしておく)か、中村道場不動のエース、風人くんを倒すこと(ハウルの目標)
この大会は2回戦まで進み飛ぶ鳥を落とす勢いのチャンピオン、破道会館、江坂くんを倒すこと(レモンの目標)
が二人の目標であった。
この大会を少しご紹介したい。
私どもも去年の春から色々な他流派の大会に参戦させて頂いたが、この大会ほど少年の部で国際色豊かな大会は他にない。
小学生や中学生のトーナメントで外国人選手が参会しているのである。
結果から話すと今大会ハウルは3人の外国人選手と戦うことができた。
どのトーナメントを見ても数人の外国人選手が参戦しており、また審判も主審、副審にも外国人が審判を務めている。
確かに若干、外国人審判の判定基準が
?
って事もないではないが、これもまた
異文化の交流
ってぐらいに考えると趣もある。
それよりも
外国人選手の
⭕️フィジカルの強さを感じたい
⭕️肉体的なデカさを試合を通じて感じたい
⭕️英語など外国語で話したい
⭕️外国人の友人が欲しい
なんて人には打って付けの大会なのだ…。
ぜひ、来年の同大会にご参加いただきたい
話戻して。
大会会場には、
デカい、ごつい、イカツイ、モンスター級の外国人選手がゴロゴロいるのが壮観なのだ。
また選手だけでなく、その家族や先生なども当たり前なのだがデカい外国人なので、確実に日本人選手の方が参加人数は多いのだが
圧
が凄いのだ…。
日本語も悠長に喋れない顎尻おやじには、
日本人特有の
劣等感
と、その
圧
にやられそうであった。
ウチのレモンは
外国人ともボディランゲージ
人類皆兄弟。
俺のこと嫌いな奴はいないはず
と常に思っているのでビクともしないが、ハウルなどは去年同大会に参戦して、
開会式に整列した際の、外国人選手のデカさと厳つさに
同じ道場の選手と一緒に
ビビりまくり
であった。
それぐらいデカく厳ついのだ…。
では、どれくらいデカいのか…。
今大会の出場選手で中学3年生にしてハウルより遥かにデカく
190センチのドイツ人選手。
顔もベッカム越え
進撃の巨人
と言えば、拙い私の言葉でも想像できるだろうか…。
当然、言われなければ
中3
なんて思いもつかない風貌なのだ…。
すでに
西洋のラスボス
って感じ…。
そしてその
進撃のベッカム
が後に台風の目となる…。
そしてこの大会、おそらく初参戦ではないかと思うのだが、
凄い体格と成長力で各大会を荒している
正道会館の緑帯モンスター(青帯ではなくなっていた)
山下くん(朝イチ、お父さんと一緒にわざわざ挨拶までしてくれた…。毎回、嬉しい)
や
破道会館、美白王、庄田先生の一番弟子(勝手に言うてます…知らんけど…。)
努力の怪物
江坂くん
が参戦しているのだ。
そしてレモンは1回戦を勝利すると
江坂くん
と対戦する可能性がグッと上がるのだ。
これまで大会会場などでお会いすることは度々あるのだが、試合で対戦するとなると
初対戦
となる。
今、メキメキと実力を上げている
江坂くんとレモン
は組み手スタイル的にも
噛み合う
二人ではないかと顎尻おやじは思っていたので、親としても楽しみにしているのだ。
そしてなんと今大会には
我が家のモンスター
妻
が参戦しないのだ…。
同大会は珍しく土曜日開催(日曜日は有望選手の世界大会の為)であるが、土日と仕事で抜けれないのだ。
よって
セコンド、映像係、マネージャー、親
を私一人でやるのだ。
これが試合が重ならないといいのだが重なると大変なのだ。
そして当初の想像通り関西風に言うと
てんやわんや
なのだ。
まずは中学生になって全く勝てない、
いつも気分はハイテンションモンスター、
レモン
の初戦だ。
この試合のセコンドにはハウルが入る。
顎尻おやじはコート直近で映像係。
既にそのコートの周りには
歴戦の強者
がコートを取り巻いていた。また同じ道場別支部の
白竹さんのお兄ちゃん
も居て、
「頑張ってください」
と屈託のない好青年スマイルを見せてくれた…。
その白竹さんのお父さんとハウルとレモンが会場でお会いしたそうであるが、その際、
「レモン君のトーナメントは強者揃いやなぁ…。」
「大変なトーナメントやが、頑張ってや❣️」
と空手キッズのお父さんの中では一番研究熱心と思われる白竹さんから励まされたと喜んでいた。
白竹さんのお父さんが言う様に、それほど駒が揃っているのだ。
そして一回戦。
同じ道場の別支部の選手。
おそらくは初対戦と思われる。
互いに間合いを伺いながら、相手選手の前蹴りを躱す(かわす)形で始まった。
前蹴りで攻めてくるって珍しいな…
とスマホを覗きながら、そう感じていた…。
試合展開的には完勝って感じで試合を終了するのだが、
この試合でレモンは負傷することになり、それが後々尾を引くことになる…。
本来、中学生になって初の勝利を喜ばないといけないのだが、負傷したこと、そして次の相手が
努力モンスター
江坂くん
との対戦だから全く気が抜けない状況であった。
そしてこの時点ではまだレモンも負傷に関しては、それほど痛みを訴えてはいなかったのである
そしてレモンが一回戦を終えて2回戦を前に、ハウルは自分の一回戦が近づいていたのだ。
そのハウルに
「俺はレモンのセコンドに付くから、必ず一回戦は勝てよ」
「その後、2回戦はセコンドにつけると思うから」
と言葉を交わして、
後ろ髪引かれる思い(そんな髪は私には、すでにないのだが…)
でハウルと別れた…。
ハウルの試合は気にはなるが、まずはレモンと江坂くんとの試合に集中しなければならなかったが、この間にもハウルとレモンの試合コートが違うので、水を持っていったりアドバイスをしに行ったりと、すでに顎尻おやじは
汗だく💦
なのだ…。
そして、
努力モンスター江坂くん
との試合である。
コートに入ってくる雰囲気も既に出来上がっている感がある。
レモンには試合前
「江坂くんとの試合ができることを喜び楽しもう‼️」
「がっぷり四つで、しっかりと突きと蹴りを打っていこう‼️」
と伝えてはいた。
さて試合開始すればどうなるか…
少し心の中で心配していた…。
試合開始、
凄く大きく構える江坂くん
これは強くなる子だな…
との印象を受けたのだが、ファーストコンタクトから互いに足を止めて正しく
がっぷり四つ
と言う感じ。
間合いを取ってヒットアンドアウェーとは真逆の展開。
顔と顔を突き合わせる感じで
互いに突きや下段を繰り出す展開
で始まった。
望むところである
江坂くんのセコンドは、いつも冷静沈着なお父さん。
既に二つの手を筒状にして口に添える形で
アドバイス
を送っている。
顎尻おやじはノーアドバイスって言うよりは
楽しみにしていた試合
を間近で見て楽しんでいた。
(なんせ、二人の対決を楽しみにしていた…)
セコンドなのに試合観戦に夢中になる、親としては最悪なセコンドなのだが、試合をじっくりと見ていると
互いに突きと下段
の応酬。
時折ダブルで攻撃を出す江坂くんの
攻撃のリズム
がいい様に見える。
そしてレモンの腰が高い…。
悪い癖なのだがなかなか治らない。
下段はレモンのほうが若干強いように見えるのだが、やはり
突き
が強い。
庄田先生にきっちりと教わっているなぁ…。
と感じる、
鋭さと重さを兼ね備えた突き
そして何より
攻撃のリズム
がいいのだ。(後でレモンに聞くと、ウチの道場の少年部で俺以外の者やったら、すぐに倒れるぐらい突きが強かったと言っていた…。)
その突きや下段に押されまいと必死になって打ち返すレモン。
少し分が悪いか…
そんな中、レモンの外回し気味の上段が江坂くんの顔を襲うが間合いが近すぎて潰される。
そして無理に上段を狙ったことから、余計に体が浮く(腰が高い状態)形になってしまう。
そんな戦況からもレモンの
もがき
が見られる。
それでも贔屓目に見てほぼ互角ぐらいで戦えているか…。
普段鍛えている腹筋で耐えているなぁ
と思っていると試合終了の合図。
完全に観戦者モードで試合時間も気にしなかった顎尻おやじ
セコンド最低
です。
そして、その最低セコンドの顎尻おやじは
「気を抜くなよ、次あるぞ」
とだけ声をかけて気を抜かせまいとレモンに葉っぱをかけた。そして
判定は??
江坂くんに一本旗が上がるが
引き分け、延長戦
となった。
そして延長戦
なんとレモンのファーストコンタクト、
突き
がタイミングよく入った。
そして下段に繋げる。
少し江坂くんのお株を奪うような展開で始まったが、ここで、
努力モンスター
が戦法を変えてきた。
なんとセコンドのお父さんのアドバイスか?
バックステップをしての突きの連打
を再三再四攻撃してくる
努力モンスター江坂くん
顎尻おやじはこの戦法の特訓を庄田先生から受けている
インスタグラムInstagram
を見たことがある。
くっつき虫には最適解
な
バックステップ連打(我輩が名前を命名??勝手につけるな‼️と美白王に怒られそうだが…)
を巧みに使う江坂くんに対応できないレモン。その
バックステップ連打
が功を奏し、着実にポイントを奪っていく。
それに必死に対応するレモン…。
そして試合終了の合図がなった…。
判定は??
レモンの完敗である。
コートを降りて江坂くん親子に挨拶をし、本来なら負けて反省ってところだが顎尻おやじはレモンに
「あれでエエあれで。」
「負けたけど、今のレモンならあれで精一杯や。」
「よく耐えたし、よく攻撃した」
「また映像みて頑張ろう…」
と言った。
いつもの涙はレモンからは出なかった…。
何故なら、この後3位決定戦が行われるのだ。
レモンにはドリンクとアイシング等を渡して、顎尻おやじはすぐ様、別のコートに走り去ったのだ。
たぶんレモンの心の中には
これから3位決定戦があるのに…。
俺を見捨てて行きよった…
と思ったかもしれないが、なんせ一人セコンド、一人マネージャー、一人映像係、一人親なんですからね、それに既にハウルの1回戦が終わっているかもしれないからだ…。
ただ、レモンの中で1回戦で痛めた箇所が徐々に時限爆弾のように症状が悪化していたのだが、
てんやわんや
の顎尻おやじでは知る由もなかった…。
そして、ハウルのコートに駆け寄ったところ、まだ1回戦の始まる直前であり、間に合ったのだがハウルが口にしたのは初めに紹介した
進撃のベッカム
のことだ。
その選手と1回戦対戦するわけでもないのにハウルが
「あのデカい選手見てみ⁉️」
「みんなビビってるで」
「あれで中三❓、既に完成系やで」
「やばいやろ‼️」
と呟く。
1回戦の対戦相手もハウルぐらいの身長で軽快な動きをしそうな外国人選手であるが、全く目に入ってないようであった。
それが良かったのか悪かったのか、この後のハウルは我々に今まで一度も見せたことがない
快進撃
をはじめるのだ…。
それでは、長くなったので、この続きは次の機会に…。
それでは、また…。つづく。
コメント