幼い頃に別れた、顎尻おやじのオヤジ!!

家族

祈るだけしか出来ませんが、毎朝祈っています。

 いつも、こんな変てこなブログを読んでくださって有難うございます。タクボンと読んでくださる方がいる事を喜んでいます。

 今日はね、顎尻おやじのオヤジのことを…。。。。

 

 顎尻おやじは初めに書いたように、大正生まれの祖父母に育てられました。そこには当然父も母も居なくて私達とは離れ離れで…。

 

 父親は小学校2、3年位から離れ離れ。父親の記憶と言うと、

   職人気質で気難しい人、野球の上手いデッカイ人

と言うイメージが残っていた。ほんと、大人になるまで会えなかった。また別に会いたいとも正直思わなかった。

 ちょうど私が四半世紀程、人生をやり過ごした位に、一度会う機会が訪れた。不思議なものである。

 

 人の縁なんて、切ろうと思ってもまた繋ごうと思っても無理な話でね、意外と知らない所で繋がっているのかも知れない。

 

 私が学生時代にアルバイトをしていた所に、たまたま若い頃父と同じ職場で働いていた男性がいて、顎尻おやじの存在を知り声をかけてくれたのが、きっかけ。その後数年たってたのですが私の職場に突然、父から電話連絡があって再会。

 正直、嬉しいと言う気持ちも不快感も無かったが、やはり血は争えないもので一緒に住んでなくても外見も内面も含め気持ち悪い程、

 似ているなぁ

ってのが感想であった。

私が祖父母に育てられた所には近くに何故か?顎尻おやじの母親も居たわけですが母とはたまにあっても

 似てないなぁ

と思っていたので、父親にあった時は

 ここに俺の源流があったのか…。

って感じさせられる再会でしてね。その後もお互いの事を尊重して大人として、数回ですが会ったりしたのです。また、年賀状を送ってくれたりしてたのです。

 それから月日が経ち、顎尻おやじのオヤジは九州に住んでいることが年賀状から分かりました。父親は奥さんと二人暮らしで子供さんは居ない生活で、九州は奥さんの実家のようでした。当然父親の奥さんの事などは、敢えて聞いたりしませんが、九州で仲良く暮らしてくれているようでした。

 そして、コロナ前にタクボンを父親に合わせる為に、九州に二人旅をしたことがありました。タクボンにとっては初めての九州で本人も会ったことがない(正確には赤ちゃんの時に抱いてもらっているのですがね)お爺ちゃんに会える事に胸躍らせていました。

 

 やはり会うとね、どこかタクボンとも父親は似ているんですよね、不思議とね。

 父親もね、息子と孫が車椅子で会いに遠路遥々九州まで来た事に、ほんと喜んでくれてね。

   泣いてましたわなぁ。

 タクボンも本当にお爺ちゃんに会えたことを喜んでね…。感無量って感じやった。言葉のない時間が数十分あったけど、言葉要らんかった…。時間と共に涙が流れてた…。

 

 それとね、初めての再会から数回しか会ってないんですがね、昔の気難しいイメージとは真逆で、本当に父親とフランクな感じで会えてたのが不思議で、タクボンと父親との面会で顎尻おやじがね父親に、

 「昔は職人気質で、あまり口数が多くなく、怖かった…。」

と昔の記憶を辿りながら言うと父親は

 「俺も色々苦労したからなぁ…。」

とだけ言って笑ってた。

  人生の深みが皺の深みになってエエ笑顔

やった。

 一泊だけのタクボンと父親の面会旅行だったんですが、もう親孝行って中々出来ない境遇にあるし、父親の事を考えると、年齢も年齢なんで色々考えた挙句に妻に相談。そして別の機会にね妻とハウルとレモンも九州への旅をすることに…。

 これも父親は本当に喜んで、妻に

 「顎尻おやじをよろしく頼みます」

って何度も頭を下げてたのが印象的だった。

 ハウルはお爺ちゃんを初めてみて、

 「あんなデカイ、お爺ちゃんみたことないわ。」

 「お爺ちゃんって言ったら痩せてて小さくてって言うのが今までのイメージやったけど、あんなにデカイお爺ちゃんいるなんて、びっくりした」

って感想を漏らしてました。本当に遠方で大変な九州への回の旅行でしたが、

 ええ親孝行

ができたと思っています。

 話は少しだけ変わってね、実は顎尻おやじは、ここ一年ぐらい体調を崩してて結構大変な暮らしをしてるんですよね。その状況をね父親が最近になって知ってね…。

 どうやら耳も遠くて携帯電話で話も出来ず、またSNSも使いこなせない状況なんですが、覚えたのか教えて貰ったのか知らないですがね、打てないのにねメッセージをくれましてね。それがね本当に本当に短い、短い文なんですよ…。

 でもね、なんか詰まっててね、その短文にはね。

 「体調いかがですか?毎日朝夕に祈ってます…。」

って送ってくれるの。心配かけて親不孝しているなぁと感じもしますがね、その短文に色々な事を想像させてくれるんですよね。

 日本語って素晴らしい

短歌や俳句などの短文の文化が根付いているからですかね。(大袈裟やね、知らんけど…。)短文で十分…。想いが伝わります。

 

 毎日、お日様に向かって??俺の体調を気遣って手を合わせてくれる人がこの世に居る

ってだけで凄い味方ができたような感じがしまして心強く感じました。

まあ、ほとんど会ったり会話したりしていない関係ですが、やはり何か繋がっているんですね、

  親 子

って。

 お父さんも元気でいてくださいね。

              顎尻おやじより。

                   つづく…。

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