変化って言えるのか?聖武会館主催!!第24回 近畿ジュニア空手道選手権大会

空手

なぜか相性が悪い、聖武会館との出会い…。

顎尻家の空手家訓

   聖武会館の選手には負けてはいけない

と言うものがある。今でもう一つ負けてはいけない道場が増えたが

何故か聖武会館とは相性が良くない。これまで大会も出させてもらっているが、良い結果がない。特にレモンは酷いものだ。自ら

 「聖武会館の選手には負けたくない!!」

と言っている。特に聖武会館の館長

 葉山館長

相手選手のセコンドに就いている時全敗である。それだけに人一倍拘っている。今回も二人して

 「この大会に出たい!!」

と言うよりは、

 「聖武会館の選手と試合がしたい!!」

と言う動機からだ。

試合会場は

 尼崎ベイコム総合体育館メインアリーナ

なかなか趣のある会場で、少し薄暗く感じたが顎尻おやじ的には、

 これぐらいがエエ感じ

って思った。開会式も簡素で素晴らしい。空手の大会では開会式で疲れるものも多いのが正直なところ。

 葉山館長挨拶

素晴らしい。

 そして、なんと第一試合目に同じ道場のエース(別支部)である

  中田 風人君

の出番であった。

本当に素晴らしい選手で、いつも憧れの眼差しで見させてもらっているのだが、これまた

  お父さん、お母さん

も温厚で素晴らしい方。

 当然、風人君も負ける時があるのだが、親御さんがその場で責めたりしてるのを見たことがない。実にじっくりと子供に向き合い

  試合の感想戦

をしてるって感じの親子。

  やはり強い子供さんには立派な親が付きもの

って思わされるご家族で、顎尻おやじからは対極に位置すると言って良いほど素晴らしい

 親子空手

を実践されている。

 そんな、中田 風人君、さっくりと一回戦を勝利して

 「さすが、ウチとは違うなぁ」

と夫婦で言っていたところ、風人君のお父さんから、

 「次の対戦相手は相性が悪んです。いつも負けるんです。」

 「良い試合をしてると、いつも思うんですがね…」

と珍しく弱気なお言葉。そんな風人君を応援しようとハウルレモン顎尻おやじとコート直近に陣取った。

 そして風人君の試合。セコンドにはいつもクレバーアドバイスをされてるお父さん。開始早々一進一退の攻防で全く、

 甲乙付け難い

戦いが続く。

 これこそ息もつかせぬ…と言うぐらいの試合であったが、最後までどちらの選手も決め手がなかったように見えた試合であるが、判定は

 相手選手の勝利

に旗が上がった。顎尻おやじ

 えー

っと言う心の声が出ていたと思う。それぐらい絶対延長だと思ったのだが…。私たちが悔しく思ったのぐらいだから、君のお父さん、お母さん、そして本人は

 本当に悔しかった

であろう判定であった。

 そして、実は風人くんの2回戦の前にハウルの一回戦があった。ハウルも試合が開会式早々にあることから、早めに会場に入りアップもしていたのだが桜塾の大会を忘れさせるぐらい

 良い動き

であった。

 ただ、こんなにも開会式から早い試合と言うのをハウルは体験したことがないはず。そんなこともあり、いつも以上に

 ど緊張もう、ドキンちゃんってあだ名にしてもエエかも知れない)

になっているのではと思っていた。風人くんが、あっさりと1回戦を勝ったことからエエ流れでイケるといいなぁと思ってはいた。

 

 ハウルの試合待ち、待機場でハウルは反対の相手選手の待機場ばかり気にしている。相手選手が気になっているようだ。

 相手選手はどんな子だろう…。

それだけが気が気でない様子のハウルだが、顎尻おやじからすると、

 相手は関係ない!!

 自らの力をどれくらい出せるかが勝利を分けるのだ!!

と思っていても、ハウルには相変わらず伝わらない。

 それに昨日の土曜日は

 特別練習

もした。体はまさしく

 満身創痍!!

そのものであったが、その練習をやり切ったと言う、その自信があれば…と淡い期待を顎尻おやじは持っていた。

 そしてハウル試合開始。相手もソコソコ良い体格をしているし、応援団が多い。セコンドはたくさん入れるのだが、顎尻おやじコート外、いつもの

 お約束

セコンドレモン。開始早々、相手選手の

 上段前蹴り

ハウルが交わす形で始まった。しかし、昨日の特訓が出ているのか?初めての相手にも臆することなく

 突き、突き、突き

と相手に迫る。そして間髪入れず、

 ハウルの下段

が相手選手の足に炸裂!!その刹那レモン

 「効いた、効いた!!下段下段!!」

と最近よく通るようになった声で指示をいれる。(ハウルに声を届かそうと、大声を出しているうちにレモンの声帯が鍛えられた顎尻家ではもっぱらの噂だ。)顎尻おやじ

 ナイス、指示!!

レモンを褒めながらも、ハウルに

 「ナイスロー!!」

と檄の追い討ちをかける。見るに完全に

 初めの下段蹴り

が効いている。会場にも

  ゴン

下段蹴りが相手の足に決まり逃げ場がなく完全に入った時になる

 音!!

 ゴン!!(ご理解いただけるだろうか??)

響いた。その後も

 突きと下段

前に出る出る出る

とてもハウルの戦いとは思えない

 前進

である。そしてその圧に相手選手がコートを割る。(コートを出てしまうこと。)その度に開始線に戻り相手選手の 

 上段前蹴り

で始まる展開。そしてその上段前蹴りを交わすと同時に怒涛のハウルの

 突き下段

相手選手に降り注がれる。そして三度目の

 上段前蹴りハウルが合わせ(相手の上段蹴りに下段を合わして倒す技)

を入れて相手選手が倒れるその瞬間、

 史上最も控えめなハウルの決めポーズ

が出た。

 多分、主審、副審も気付いてない。なんなら試合場の周りで見ていた応援団や、観客も全く気付いてない。

 親の顎尻おやじだから気づいた!!

 史上最も控えめな決めポーズ

だったのだ。そんな奇跡的な

 ”合わせ”

も決まり、相手選手は開始線から試合再会の際に繰り出す、上段前蹴りの威力は見るも無惨に弱くなっていった。それを感じてかハウルは更に前に出て

 突き、下段、膝

とオンパレード。相手選手の反撃を全く気にしないハウル!!

 このパターンに入るとハウル強い

何度か相手選手を場外に追いやり、判定!!

 ハウルの勝利

であった。完璧な勝利であった。珍しい勝利と親の私が言うのもなんだが…。昨日の

 特訓

の成果か…。

それでは、ハウルの2回戦以降、レモンの試合は次の回に…。

それでは、皆さんまた… つづく。

  

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