将軍様の心の叫びと顎尻おやじの母との会話。
ゴボウを買い忘れた将軍様は、クリスマスケーキを買いに行って、もうすぐ家に着くという顎尻おやじに対し、電話で、全く悪びれずに
「近くのスーパーでゴボウ、ゴボウ、一本買ってきて…。」
との命をくだす。
将軍様の命令
は軍の規律の中でも、もっとも忠実に再現しなければならない厳しいもの。
この時間スーパー行くと、車が混んでくるなぁ(この時期から年末は混むのよ)
と思いながらも、車をまわす。そして、ゴボウを買いにスーパーへ。ここで、顎尻おやじの欠点の一つがでる。
スーパーでゴボウだけ買えない…。
と言うよりもスーパーで
物を一つだけ買う
ってことが出来ない…。何故か???
レジのお姉さんに
このオヤジ、スーパーまで来て、ゴボウ一本しか買わんのかい!!
どうせ、鬼嫁に頼まれて、買いに来たんやろう、情けない漢やなぁ…
と思われたくないからである。(正直)
(男性の方、そこのおじ様、ゴボウ一本スーパーで買える?)
そこで、スーパー内を駆けずり回り、必要な物を探す。今日は、正月用に神棚と仏壇に祀る、重ね餅やお酒を買った。そして、それを持って帰ってきた顎尻おやじに対し、私の母と炊事をしながら話していた将軍様が、
「なんで、あんたは、頼んだ物を一つだけスーパーで買えないの??」
(完全に自分がゴボウを買い忘れたと言うマズイ事実は微塵も出さずに言う)
とバカにしたように言われる。顎尻おやじの母でさえ、
「もう今時の男は、スーパーでゴボウ一本だけ買ってきてもカッコ悪くないわ」
と言いよる。
仲がええのんは、ありがたいんやが、そんなこと同調せんでもええねんけどね。そして、最後に将軍様から、
有り難ーいお言葉
「新しい物好きの割には、古い習慣残しとる、変な漢や」
と笑い付きで仰られた。
仰しゃる通りでございます。一人変な進化しとります。ささやかなクリスマスプレゼントと思い、有難くお言葉をいただきます。
将軍様!!
それでは、また…。つづく…。
追伸、それで終わろうとしたら、将軍様が、
「あんたゴボウの笹が切って出来る??」
と仰しゃるから、
「出来んよ、そんなもんリンゴもまともに剥けんのに…。」
と言うと、
「今更やけど、覚える気ある???」
って仰しゃるので、
「俺には、笹がきよりも、もっと新しい物覚えなあかん事一杯あるんや…。」
と言うと
「ふ〜ん」
らしい。
本当に、終了!!
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