極真空手と卓球…。

子育て

道着とピンポン球に賭ける漢、それがハウル…。

 ハウルとレモンの空手の話はしましたがね、実はハウルは学校で卓球部なんです。親としてはね、なんのクラブに入るのか??心配というかなんと言うか、

 ええ出会いがあったらエエなぁ〜

って思っていたんです。

 

 今までの水泳を生かして水泳部か?サッカーも少し、かじったからサッカー部かな。それともまったく違うもの??ハウルなら美術部もありか??なんて思ってたら、なんと

 卓球部

である。

 別に卓球をバカにする訳では決してない。ただ、ただである。ハウルは類稀な体格を持ちフルコンタクト空手を子供のころからして(弱いけど…。)いるのに、卓球部??って思ってしまったのが親の感想である。

 でも決して反対はしない。

 ハウルが考えて決めた

  卓球部

である。全力応援しかない。

 どれだけ類稀な体格が無駄になっても、白い道着に赤いラケットは似合わんような気がするけど…。(一緒には持たんか??)それでも子供が考え選んだものなら…、と全力応援すると親として決意したのである。(が、勿体無い…。って卓球初めて少しは思っていた。)

 そんなハウルの卓球部の話を聞くことはあっても、私たち夫婦はラケットを振っているハウルの姿を一度も見たことがない。それに夫婦揃って

 卓球は旅館でするもの

と勘違いしている。それぐらい卓球に対して無知である。オリンピックぐらいしか卓球を見たことがない。それなのにハウルは卓球を選んだ。そして最近の空手と同じく

 「卓球、面白い」

って言いよる。それなら、全賭け。

 

 そんなこんなで、この記事を書いている今朝、ハウルの試合を見に行った。市の卓球部の大会。学年ごとに一位を決める大会と団体戦が2日に分けてある。昨日は個人戦があり、市で学年ごとにトーナメントがあり3位やったらしい。

 試合から帰ってきたら(私も妻も仕事でして家に居なかったのですが…。)と言うか、私たちが後から家に帰ったのですが、ハウル様が珍しく多弁で、

 「3位、嬉しい」

 「せやけど、悔しい」

と嬉しさと悔しさを滲ませて色々話をしてくれた。そしてやはり

 面白い

って言うんですわ。

 

 親としては、実際に息子がプレイしているところも見たことがないし、3位と言っても実感が湧かないのが正直なところ。そんな思いの親ですから、本日行われた団体戦は親が見学できると聞いたので夫婦揃って初めてハウルの卓球する姿を一目見ようと、試合観戦に行った。

しかし、これがまた大変な場所。学校の体育館ですがクーラーも当然なく暑い、暑い。座ってみてるだけでも汗だく。プレイヤーも大変やろうなぁって思っていたんですが、試合をやっている皆さんは、プレイに必死で、暑いなんて二の次やって感じで熱心に卓球に打ち込んでた。

 

 私たち夫婦が体育館に着いたらちょうど、

  奥のコート?で試合をハウルがやっていた。

 初めて見るラケットを手にして汗をかいているハウルの姿。なんか顎尻おやじには新鮮に見えた。勝ってるとかも正直点数を見ないと分からんような親ですが、真剣にラリー?やっている姿を見ると、空手の試合の様に声を出して応援してしまいそう。

 でも、卓球の大会って初めて見たが、選手皆さんも大人しく、温厚そうな子供達ばかりで、引率している先生方や大会関係者も、空手の大会で見る保護者や先生、大会関係者とは大違いで温厚そうな、優しそうな方ばかり。選手同士の応援もしているのか、してないのか、コロナを気にしているのか、奥ゆかしさを感じずにはいられない応援でして…。

 そんななかで卓球も良く分からんのに、何故かデカイ声で応援したいタイプ、顎尻おやじ。

 空手の大会では人一倍デカイ声の顎尻おやじ。すでに有名かも…。声がデカすぎて…。

 でも、そんなことはこっちに置いといて、そっと遠目で見守る顎尻おやじ。空手の大会では人一倍デカイ声で応援するタイプの顎尻おやじ、しかし、グッと我慢。皆さん、おしとやか…。ちょっと場違い…。

 そんな心の入り混じった中で、夫婦揃ってハウルの卓球をプレイするハウルを見ていると、本当に心の底から楽しんでいるのが分かる。親だけに良く分かる。よう見ると、

 なんか、エエ顔してる。

 初めて見たような感じもする。

 なんか、嬉しかった。夢中になれるモン、また1つ見つけてくれて…。そして、一緒に夢中になれる仲間がいることに、卓球を教えてくれる先生がいることに、ほんま、嬉しかった。

 卓球の事はよう分からんけど…。それでも…。なんか…。良かった。

 ただ、それだけ…。

 でも十分。頑張ってな、卓球も空手も…。応援してる…。

 顎尻おやじより。 

             つづく…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました