あのTOYOTAがトヨタイムズなら、正道空手は石井(イ)ズムである。そこには、しかっりとした理念がある。
去年から他流派に出る様になって色々な空手の大会を経験させてもらった。本当に各流派、各団体に色があり、一長一短あるのは致し方ないこと。
しかしね〜…と思える大会も多くあるのが正直なところ。
3回しか正道会館主催の大会に出たことがないが、そこには
選手も観客もなんなら運営側も楽しもう
と言うコンセプトがあり、
正道会館、石井館長のプロモート術
とでも言おうか、そこには、
イシイズム
が確かにある。
そしてそれは若い、伊藤先生、西尾先生等に確実に受け継がれている…。
昨日の全関西を振り返ると、あの規模の参加人数で中央体育館のメイン会場を抑える必要はないと思う(実は去年、ハウルとレモンを連れてこの全関西の大会を見学に行った)のだが、あえてお金も掛かるのに大きな会場を借りてくれている。そのお陰で、
⭕️観客席はゆったりと余分に席も取れて見やすい。
⭕️空手道着だけなら狭い観客席でも良いのだが、アップのミットや水分、お昼が必要なら弁当など結構スぺースが必要なのだ。
⭕️選手のアップ場が試合場のあるアリーナに数箇所設けてあり、移動が楽
⭕️更にアップ場が別の箇所なら自分の試合があと何番なのか等、わざわざアリーナに確認に行くなど手間がかかるが、その必要がない。
⭕️アリーナが十分広いため、各コートが広く、各コート間も十分空いており、通路なども混むことはなく、人と人とがブツかるなんてこともないのだ。
⭕️そこには常に余裕と言うものを大切にしている感がある。
そして、前ブログでも記した通り、総額30万円だったかな(知らんけど…。)選手全員を対象とした大抽選会があり、その商品には親御さんも喜ぶ様な、
スーツの仕立て券5万(だったかなぁ…)
旅行券
等、観客席で暇している親まで前のめりになるような抽選会があり、素晴らしい企画と思えた。(他にやっている所も知ってはいますがね。)
大会の模様などは石井館長のYouTubeであげるらしい。
それに変わったところでは、リアルの大会などでは各流派の先生が当然のように審判をしているが、去年もそうであったが昨日の全関西の大会では
白蓮会館の王者、元王者クラスの先生をわざわざ呼んで審判をしてもらっている。
多分、正道会館ぐらいの規模なら自前の先生方で審判は足りるだろうし、正道会館のルールは一種独特のものがあるので難しいことから、わざわざ別の流派の先生を審判に入れる必要もない。
それなのに敢えて白蓮会館の一流どころを呼んでいるのだ。
これは恐らく、
⭕️公平性の担保
⭕️子供達へのロールモデルとなる一流選手をもっと身近に感じてもらう為。
⭕️大会会場を大いに盛り上げたい。
との思惑があるように思う。
更にだ、他の空手の大会会場、ましてやアリーナには決してはない、
ゴミ箱
がそれも
めちゃくちゃオシャレ
に設置してあるのだ。
写真は大会参加者のインスタグラムを写メしたものだが、本当にオシャレでこんなにオシャレなら雑に扱えないと思うと思う。
確かに空手だけでなく、どこの施設に行っても
自分で出したゴミは自分で持って帰って処分
が当たり前になっている。
しかし現状、観覧席下に置いて帰ったりする人も少なからずいる。それを大会運営側が集めに回るなら、大きなシャレオツなゴミ箱を置いてみよう!!となったんだろう。結局、のところ、それは良い企画とはならず今後設置もないかもしれないが、
とりあえずやってみる!!
と言う行動力とスピード感が大切なのだ。
去年出場させてもらった
アディダスカップ
は
ブレイキングダウンの選手
を呼んで炊き出しをしたり、
YouTubeで有名な福地勇人選手や、古コンさんが試合解説
をしたり炊き出しの手伝いをしたり、また入場ゲートが豪華絢爛だったりと会場に来ている全ての人が
楽しめる
をコンセプトに運営されている。ウチのハウルとレモンもその為か
「アディダスカップにまた出たい!!」
と言っているし、空手のよくわからない妻でさえ、
「なんか賑やかで楽しかった…」
と感想を漏らしていた。
また規模は大変小さいが岸和田で行われた
だんじりバトル
も大会会場は小さく、派手な演出はないものの、
高雄道場の空手の生徒である子供達
が拙いながらも大会運営のアナウンスをしたり呼び出しをしたりしている。
実に微笑ましい光景で空手の試合に出てない
高雄道場の生徒達
も大会を運営している、参加している気持ちになるし、やっている子供達の
積極性や社会性
をも生み出したり向上したりする効果がある。イメージとして高雄道場のお子さんが
積極性があり行動的で社交性もあり、かつ強い
と言うのも頷ける。また、この五月に開かれる大会も
小学生でチームを組んだ団体戦
も開かれる。(もっと前から他流派に出ていたら、参加させてみたかった…。)これも見る側の親御さんや先生からすれば力の入るところだろう…。
いかがだろうか??
確かにアディダスカップのコートは滑りやすかった?_?
ルールが違うので判定も理解できない??
石井館長がスポンサー集めが上手いだけ??
石井館長は商業主義??
空手は選手ファーストで観客や一般の者に媚を売る必要はない??
など異論もあろうかと思いますが、
結構な額の参加費を取って、トロフィーは小さく、会場も小さくて混み合っている大会が結構ある。
もし、自分の団体の利益だけを考えるなら、それも致し方がないことだが、もう少し参加者(選手、親御さん、観客)の事を考えても良い様に思うのは私だけなのだろうか??
全ての大会が同じ方向に向こうとは言わないが、少し柔軟な発想を持っていただければ
フルコンタクト空手界の未来
も少しは明るくなるのではないだろうか??その点で言えば新極真会が今回企画した
第一回空手チャンピオン オブ チャンピオンズ
などは注目すべき面白い大会だと思う。
世間に認知されているスター選手もいない
なか、今の子供達を大切に、それも試合に出るような選手が少ない中で試合に参加させている親御さんを少しでも楽しませないと、あらたに
大会に出よう!!
と思う子供達が急激に増えるとは思わない。地道な活動でその裾野が広がっていくのではないだろうか。
最近よく、
「顎尻さん、去年1年間、出場して良かった大会教えて!!」
「顎尻さん、今年出てみたい大会教えて!!」
と聞かれることが多くなってきた…。
こんなやりとりがSNSを介してか、人伝えなのかは分からないが大事なことだと考る、顎尻おやじの意見でした…。
それでは、また… つづく。
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