淡路島はええところ、玉葱王国だけではもったいない。
夏休み前ですが色々な大人の事情で、子供たちの夏休み思い出企画として小旅行へ。妻とハウルとレモンを連れて先ずは淡路島へ。以前はタクボンもキャンプなどに一緒に行っていた時期もあるのですが年齢の違いと、やりたいことが余りにも違いすぎるのでお留守番で別行動。
淡路島では、まずニジゲンノモリを捜索する、シーカヤックを体験する。
ってミッションが設定されていましてね。
それと初めての民宿に宿泊。豪華な夜ご飯を目的にね。豪華なホテルに泊まる、旅館に泊まるってよりは、フカフカなベットで寝るよりは、豪華な夜ご飯が食べたい。海の幸をふんだんに取り入れた料理が食べたい派なんで、今回の淡路島では民宿に。
ハウルやレモンは民宿なんて泊まったこともないので、どうやらイメージがつかないようでして。
まずは淡路島に渡ってから、まずは腹ごしらえ。
とある道の駅で
生シラス丼(これも、メチャクチャ旨かった)
を食して、第一ミッション、ニジゲンノモリへ。そこで対峙するのは
ゴジラ
中々エエ値段を払ってゴジラを体験。
(余談であるが、ゴジラのブースではゴジラのテーマソングである怪獣大戦争が流れているのですが、この曲を聞くと、空手で正道会館、キックボクシングのK-1で活躍された佐竹雅昭さんを思い出さずにはいられない世代でして…。いわゆる憧れの人です)
と、その前にニジゲンノモリって顎尻おやじも良く知らなかったのですが、結構広い公園の中にアトラクションが数個あるって感じのところ。ウチのワンコ三匹連れて行って放し飼いしたら(出来ないですが…。)喜ぶやろうなぁって感じの広大な敷地。
その中に大きな大きな口のゴジラが置いてある。そのあんぐりと開いたゴジラの口にジップラインで上から滑り落ちて行くって感じ。あとゴジラの映画を少し見たり等など…。顎尻おやじは高所恐怖症ですが、これくらいなら大丈夫と言えるぐらいのジップライン。
それを四人で堪能して、宿泊先へGO、ゴー。
少し車を走らせて淡路島の南、徳島寄りへ。そこで高速を降りて少し車を走らせると長閑な港町に到着。ここでお世話になったのは、
うずしお温泉 民宿 繁栄荘
って所に一泊した。とても家族的な民宿で、たまたま宿泊客が悪天候でキャンセルが続出して、ウチの家族だけの贅沢な宿泊。こじんまりとした民宿で食事が豪華と言うことで申し込んだ。周りにはコンビニなども全くなく古くから続く漁港って感じ。
夕食まで時間があったので漁港などに散歩に行ったが、ゆったりとした時間が流れていた。漁港から見える海は綺麗で、天気が良いと鳴門大橋が一望できる環境にある。そんな漁港の海岸沿いでハウルとレモンがヤドカリやカニ、小魚を見つけては、はしゃいでいた。
また漁港に向かう道路には、生活用水が流れ出ているような溝などがあり、そこには沢山のサワガニが見て取れた。野生人のレモンは大はしゃぎで、
カニ取る、🦀取る
カニ取って食べる???
と息巻いてました。食事の時間が近かかったので、
「明日の朝一にカニやら昆虫探検に行こう」
と約束し民宿へ帰宅しました。民宿では既に夕食が用意されており、ハウルやレモンだけでなく、顎尻おやじと妻も、
「どんなお食事が用意されているのか??」
大いに期待するところでありました。
食事をする部屋に子供二人と妻が先に入ったのですが、
「うわぁ〜」
って声が聞こえます。その響きが鳴り止まないぐらいに私が部屋に。確かに
うわぁ〜(心の声)
って感じ。和室に机と椅子を用意してくれているのですが、その机の上には
豪華絢爛、海の幸。
まさしく
浦島太郎が竜宮城に行った際にもてなされたような感じ(知らんけど…。)。
メインで鯛やイカ、カンパチの舟盛り。魚の南蛮漬け?追加で頼んでおいた、すき焼き。
タイの宝楽焼(エビやサザエが添えてあった)に魚の煮付け(追加などもしてたので基本メニューはどれ?ってよく分からないのですが…。)
等など…。食卓には、これでもかってぐらい海の幸がてんこ盛り。
ハウルとレモンは目を丸くして瞳孔の視点をどの食べ物に合わせて良いか分からないようで、
「こんな豪華なご飯、食べたことがない…。」
って言っておりました。ウチの家系は割と大食い系だが、それでも量も多く、全て平らげたが一般家庭で子供の年齢などを考慮すると残すぐらいではないか?と思う程あった。大人の私達も、本当に満足できる質、量であった。
顎尻おやじは船釣りが趣味なので、ある程度、海のお魚の味は分かっているつもり。そのお口を十分満足させるクオリティであったことは間違いない。食後部屋に戻って、お風呂に入り寝床でゴロゴロしていると、レモンが
「俺が今まで一生かけて食べてきたご飯の中でベスト3に入る、豪華で美味しい料理やった」
と感慨深げに言うので、家族で大笑いをした。子供って正直やからね、私がつらつら語るより、このレモンの言葉が全てを表すかも知れませんね。
そして、次の日の朝、完全に日が上がる前に、レモンを起こして民宿近くを散歩。家から持って来たお茶のペットボトルを入れてあった段ボールの箱とウエットティッシュのプラスティックの入れ物を車から持ち出して出かけた。その二つは昆虫や、カニを捕獲する為のもの。昨晩、顎尻おやじが考えた。
出かけて、大きな木をキョロキョロと見てたが、カブトやクワガタ、カナブン等は見られなかった。
そこで、昨日見かけた道路に沿ってある、溝を見にいくと獲物である、
サワガニ
がたくさんいた。
顎尻おやじは昔、育ててくれた婆ちゃんのお姉さんの家の周りにサワガニが沢山いたので、子供の頃、よく婆ちゃんとカニを追いかけた。その頃を思い出すぐらいサワガニがいた。爪や体が赤いカニ(子供の頃、弁慶ガニって呼んでたようなぁ…。)なども居た。普通に道路を横断しているカニも。
このカニ達を見たら野生人、レモンの目が光る。浅くて幅もない溝もあるがカニが人間に気付きすぐ逃げる。そこで幅も深さもある溝に(ほんの少し水も流れている)、た、た、たっと溝に降りて大きな爪を持つカニを手で捕獲しようとする。
すぐさま、顎尻おやじが
「なんの為に、ウエットティッシュのケースを持って来たんや」
「棒か何かでカニを追い込み、反対側からそのケースで捕獲しろ」
(なんか隊長気取り…。)
って言うと、何度か失敗してたが上手く捕獲できるようになった。その一匹目が捕獲できた時のレモンの顔、輝いてたわ。ポカ○スエットのCMに出してもエエぐらいの笑顔(知らんけど…。)子供って素直ですわなぁ。
カニの捕獲に慣れはするも、やはりカニの早さについて行けず、結構、岩の影やら穴に逃げられたりするんですがね、野生人のレモンは怖いもの知らず。そのカニが逃げた穴に躊躇することなく手を突っ込み指でカニを探る。
「痛い、痛ったー」
って何度も言ってましたわな。捕まりたくない自然のカニの抵抗をまざまざと正面から受け止めるレモンって素晴らしい。
結局、四匹の大小あるカニを捕獲し、持ってきた段ボールに入れて民宿の車の所へ。そしてその後、ハウルも呼んでカニを見せ、後に買った小さなバケツに入れ替えた。
最近はネットですぐ調べられるので、サワガニについてハウルがネットで調べ、何が育てるのに必要か知識を得た。そして、そのバケツには餌となるであろう煮干しやキャベツ等をやり、ハウルが一本小さな木を入れてやった。またそのバケツは少しだけ深めの物にした。
(実は、顎尻おやじが子供の頃、カニを大きなタライに入れて岩場や砂利などを入れ自然のようにして家の玄関でサワガニを飼おうとしたら1日目の夜に全部のサワガニが浅めのタライから逃げ出し、家中、カニだらけになり、爺ちゃんから怒られた経験を持つ。だから少し深めの物とした。)
そして、淡路島での一泊が終了した。次は徳島へ移動。
たぶん、死んだ婆ちゃんが天国からレモンを見て
「レモンは、ほんまに顎尻おやじの子供の頃と、そっくりやなぁ」
って感想を持ったと思う。それぐらい自然が大好き。今の子供の遊びも好きだが自然相手も好きなレモン。マリオの様に、飛んだり跳ねたり自然と戦ったりと経験値を上げたと思う。
二人して、
「また、ここに泊まりたい…。」
って徳島に向かう車中で二人して妻に言っていた。
良かった、良かった。
追伸。
民宿の朝の料理も最高でした。昨日の鯛のアラで作った味噌汁、最高!!
もう一度食べたい。
つづく…。
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