「あんたらの食べっぷりは、本当に気持ちがいい…。」と褒められまして…。
いつも、拙い文章を読んでくださり有難うございます。
それでは旅行の続きを…。
淡路島から徳島に向かう前にミッションが用意されており、それは、
淡路島の海でシーカヤックを体験
することである。
そこは、淡路島の南に位置する
淡路じゃのひれアウトドアリゾート
で初のシーカヤック。
実は以前ここにタクボンも連れて訪れたことがある。妻にタクボン、ハウルに、レモンがイルカに乗ってみたいと言うので数年前、コロナ前だったと記憶しているが皆んなで訪れてイルカに乗った。(またの機会にその話も記したいね)その経験があるので大体イメージはついていた。
訪れてシーカヤックの受付を終え、皆んなで水着に着替えてシーカヤックの説明をガイドさんから聞いて、クロックスに履き替えフローティングベストを纏い、いざ体験。(ウチの家族以外にもう一家族が参加していた。)
海は穏やかで、空は薄曇り。若干南風が吹く心地よい状態。
やれば結構簡単。面白い。以前ウチの家族は四万十川でラフティングを一度経験済みであるが、体験してなくても直ぐに慣れる。本当に良く進む。シーカヤックの種類や特徴などは全く知らないが、ウチが体験したシーカヤックはボード?の上にも立てる物とガイドさんが話していた。
顎尻おやじとハウルは一人乗り用のシーカヤックに乗り、妻とレモンは二人乗り用にで乗り込んだ。
海の水も冷たくて気持ちがいい。ペットボトルの飲み物を詰みいざ大海原へ。(まあ、そこまで大袈裟ではない)
(もう一家族は、夫婦二人と子供二人四人家族で大人と子供のペアーで二人用のシーカヤックに乗っていた。)
少し漕ぎ出すと、ハウルも顎尻おやじもすっかり慣れ、見ていると若干、妻とレモンの息が合ってないようにみえるが、そこはご愛嬌。なんとなくであるが進んでいる。
そしてガイドさんの案内で少しづ沖へ。沖に出るまでに、じゃのひれの魚釣り場を通り鳴門大橋が一望できるポイントまで行く。
シーカヤックも大変面白く、海に何か魚が居ないか、クラゲは居ないかなど思いながら漕いでいけるし川とは違って若干のウネリもある。これを上手く利用すると良く進む。いわゆる波に乗るってやつだ。ポイントに着くまでには、フグの養殖場を通り(後に見学)進んでいく。
ポイントまで行くとガイドさんの指示でボードに立ったり、寝転んだりと楽しんだ。良き風が吹いているので若干のウネリが熟睡を誘うほど楽しい状態だった。ボードに立つのも怖い気もするが、やってみると直ぐに出来る。ウインドサーフィンを二度ほど経験したことのある顎尻おやじであるが、全く比べ物にならない程、簡単。
そして目的地から鳴門大橋を見ると、これまた絶景。
そして元の場所に戻る際に、フグの養殖場をボードを横付けして見学。網の中で沢山のフグが泳いでいた。ハウルはすぐに、
「うまそう、食いてぇー」
って海の上で絶叫していた。
そして徐々に元の場所に戻っていくと、ここでアクシデント発生。今まで皆んなでワイワイ楽しんでいた妻が急に
「頭が痛い」
って言い出して頭を押さえる状況。
「シーカヤックに酔ったかなぁ」
と思っていたら、ガイドさんが心配して妻とレモンのカヤックを紐で繋ぎ急いで先に元の場所に連れ帰ってくれた。どうやら
熱中症
になっていたようだ。
ガイドさんの適切な判断と親切な対応で、氷などで冷やしたりしたお陰で、若干横になる程度で回復したから良かったものの、ひどくなっていれば一大事に発展していたと思うとゾッとした。
よくよく考えると妻は暑さが大の苦手。カヤックの上では見ている限り飲み物も飲んでいるし、曇り空で南風も吹いていたので安心していたが…。
たぶん安全の為のフローティングベストが熱をもたらしたのであろう。
それに普段から仕事も含めて快適なところで生活しているので、仕方ない。それに引き換え顎尻おやじは寒いのは本当に苦手であるが、暑いのは大好き。
太陽が俺の友達(これが言えるのは加山雄三と私だけ…。知らんけど…。)
って言えるぐらい。暑いのは得意。夏でも長袖着て、一人で家にいる時はクーラーもかけない。まあ、ただのセコイ(ちなみに徳島ではセコイはシンドイって意味、知らんけど…。連発)男かもしれませんがね。
話を戻して。そして私とハウルは、妻が横になっているのも知らず、予定通りに他のガイドさんの案内で元の位置に戻りシーカヤックを降りてそのまま、海へドボン。
気持ちよかった、海って最高(暢気なものです)
ですわ、正直なところ。その後すぐさま横になっている妻を一目見て冷や汗をかきましたが大したことなくて良かったです。その際、分かったのですが顎尻おやじとハウルはシーカヤックをやってる途中に暑いと感じるたびに手を海水に浸けて時には海水を体にかけたりしていたから暑く感じなかったのかも知れません。妻はその様なことはしなかってことが判明…。
妻の体調も良くなり、ガイドさんにお礼を言って、いざ徳島に。(何度言うのや)その向かう途中で昼食を。あれだけ昨日今日と海の幸を堪能したのに、妻が考えていたのは二人が大好きな回転寿司へ。妻の携帯でナビをしてもらい、とある回転寿司へ来た。着くと妻が、
「体調は良いが物を食べる元気まではない」
と言うので、クーラーの効いた車内で一人休憩。
私は二人を連れて店内へ。もう時間も午後3時前、店も一旦閉めるところやったみたいで、お客さんも誰もおらず。そこに男三人。と言っても二人は子供。しかし、食べ始めたら、これまた大変。
はじめに赤だしと茶碗蒸しをたのんだが最後、食べるわ、食べるわ。握ってくれる職人さん(高齢の男性)に握って欲しいネタを伝えるのですが、早い、早い。ネタが来たと思えば皿だけが机に残り、また注文。寿司が運ばれて来たか見たか、もうすでにネタはなくなり皿の残骸が。
途中で妻も
「少し食べる」
と言って店内に入って来てビックリ。机の上のお皿の残骸??を見て
「あんたら、こんなに食べたの????」
って言って目を丸くしていた。
それを横目にまだ食べる三人。妻は三皿程度と茶碗蒸しを食べて終了。そして、おあいそ。失礼ながら回転寿司には似つかわしくない金額を払わせていただいた。机の上のお皿が芸術劇に店を彩っていた。
そこで店を跡にしようとすると、さっきまで必死にお寿司を握っていた職人さんが、一言。
「こんなん言うたらなんやけど、ほんま気持ちよかった。」
「握ってて豪快に食べてくれる三人を見てて嬉しかった…。スッキリしたわ…。」
って妻につぶやいた。
また、大食いで褒められた。学校の先生以外で…。
それを聞いたハウルとレモンは何故か、「してやったり」って顔でニコニコしていた。腹が満腹だと機嫌がいい二人である。先が思いやられる出来事で、益々増えるであろうエンゲル係数に驚きを隠せない顎尻おやじと妻であった。
それでは次は、間違いなく徳島に渡ってからの旅行の続きを記します。
それでは、また。
つづく…。
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