大問題の準決勝一試合のみを取り上げてみた。何故なら問題の準決勝のYouTubeが、“やっと”上がったから…
本来なら時系列的に大会の内容を書きたいのだが、やっと問題のYouTubeがあがったから先に大いなる問題になるであろう試合を書きたいと思う。YouTubeでは分からない話をしていきたい
今回は空手界において物議を醸し出すであろう誤審を取り上げたいと思う。
フルコンタクト空手界に携わる者が
インスタグラムなどSNS
で上げてきている問題のJFKO全日本大会での準決勝!!
その大一番と言える試合でそれは起きた…。
試合内容の詳細は今日上がったJFKOのYouTubeを見ていただきたい。更に、できれば同じくJFKOのYouTubeに上がっている福地勇人選手の決勝戦も見ていただきたい。(準決勝のYouTubeが何故?今日上がったのかも大人の都合があるように感じるし、少しでもファンの怒りが治るのを待っていた様な感じもするのだが…。)
その問題の試合は
白蓮会館の絶対王者、
軽中量級の
平木楓 選手
と
前平斗真 選手
の試合で、それは起こった。試合が始まり、少しして前平選手が蹴った足が
平木選手の金的に当たった
のだ。それを平木選手自らアピールをして、それを受けて審判がビデオカメラで確認して、
金的に当たっていると判断され
前平選手
に
注意1
が与えられた。その後、試合が再開され、再度、
前平選手の前蹴り
が
平木選手の金的部分
に当たったかに見え、(少なくとも私にはそう見えた。)
平木選手は金的を押さえて審判にアピール
したのだ。正直、また金的か??ぐらいに思っていたところ、この後これが
世紀の大誤審
を呼ぶのだ。この平木選手のアピール後、
審判、五人が協議
に入る。
そして二方向から撮影していた映像を確認し出したのだ…。映像を見ては協議し、また場所を変えて映像を見ては協議するという感じで時間が流れた…。その話し合いには時に
新極真会代表
緑代表
なども含まれていた。時間にして5、6分以上は軽く経過していたのではないかと思う。
観客の我々からは、
凄く長い時間
に感じられた…。
そして、審判が試合コートに戻って説明を始めた内容に我々は
耳を疑った
その主審の説明は簡単に記すと、
⭕️ 映像を確認すると前平選手の蹴りは内腿に入っていた
⭕️ 金的には当たっていない、だから有効打だ
⭕️ 金的に当たってないのに、金的に当たっていると申告した
⭕️ それは虚偽の申告になる
⭕️ 審判に虚偽の申告をしたので、失格とする
という内容で、その場で試合を止められ
平木選手の負けが宣告
されたのだ。
それも
虚偽の申告で失格
意味が分からない判断。それは、それは異様な雰囲気で試合が流れた。全ての準決勝の試合が終えた休憩時間、トイレに行ったりする人も多いのだが、平木選手の話ばかり…。
会場では、色々な思惑が語られていた。
⭕️平木選手を勝たせたくないのでは…。
⭕️白蓮会館の選手だけ勝つのは困るのでは…。
⭕️新極真会の思惑とは違う選手が勝っているからではないか…。
⭕️No.2の酒井代表と白蓮会館の関係性が…。
⭕️試合を裁いた主審が主審初めて??と言う噂も…。
などなど、嘘か誠かは知らないが、そんな話まで出ていた。
また、顎尻おやじが話した元全日本王者は、
「楓は、そんな虚偽の申告をする漢ではない!!」
「子供の頃から知っているが、絶対に有り得ん!!」
と怒りまくりだった。
私も平木選手の選手としての素晴らしさだけでなく、
人間性の素晴らしさ
も理解しており、
私の様な者でも必ず丁寧に挨拶してくれる好青年!!
ハウルやレモンも平木選手の様に…なってもらいたい
と思うほどである。
そんな平木選手がまるで、
公開処刑されたような感じを受けた。
平木選手の技や能力を判断され否定されたのではなく、
平木楓選手の人間性を否定
した様な感じが
虚偽申告で失格
と言う判定だった。
では何故こんなことになるのだろうか…。悔しくて仕方がなかった。珍しくハウルも
「これは、有り得ん。この判定は馬鹿げている!!」
と激怒していた。
ハウルが空手の判定で、これほどまで文句を言うことはない。レモンも落胆からぬけだせないような顔をしていた。妻でさえ…。
なぜ、そんな事になるのか??
これから私が述べる事について理路整然と反論できるなら教えていただきたい。
まず、この平木楓選手の申告が嘘だと言い切れないと言いたい。
何故なら、空手やキックボクシング、少林寺拳法、日本拳法などの蹴り有りの格闘技を4、5年もしていた
男の選手
なら経験があるはずだ。
それは今回の平木選手の様に一度、金的攻撃を受けると2回目に
金的付近、金的直近
の攻撃でも
金的そのものに対する
攻撃と間違うことが偶にあるということだ。
何故そういう事が起きるかと言うと、一度目の金的を受けた者が、金的の痛みが完全に取れてなくても試合を進めたいために、また相手選手等に悪いと思って、
少しぐらい痛みが残っていても
試合を再開してしまうのだ。
そしてその痛みが残っている時に、例えば
金的上の腸の付近
や
金的直近の内腿
等を蹴られると、それは
金的そのものを蹴られた様に感じることもあるのだ。
こんな話は蹴り有りの格闘技を長くやっていれば、一度や二度経験しているはずである。
ハウルでさえ、去年のとある試合であった。
一度目は金的をモロに蹴られ、うずくまり相手に
注意1
が与えられた。
ハウルは痛みが引く前に周りを気にして立ち上がり試合を再開し、金的付近(私は見ていて金的と思ったのだが…。)を蹴られて倒れ込んだ…。その際、
主審が私の所に来て、
「今の蹴りは金的直近であって、金的ではないです。」
「私は完全に見てました。」
「でも先ほどの金的の痛みが残っていたから、今は痛いはずです。」
「だから少し待ちますが、相手に注意は与えません!!」
と、ちゃんと説明しにきた。
ハウル的には完全に二発目も
「金的であった」
と我々に説明したが、顎尻おやじは一応その主審の説明を受け入れた。
何故なら
自分もそのような経験をした事があるから
だ。当然、ハウルは全く嘘を付くつもりもないし、ハウルが正しいのかもしれない…。
今回の件も何十年も空手をしている先生方が審判しているのだ。この様なことも
分からないなんてあり得ない??
と思うのは格闘技経験者で私だけだろうか…。
それにだ、この様なアピールを審判にする事が、後に事実と違うと判断され
虚偽申告
と捉えられるなら、これから審判が見てない、見えてない
反則を訴えるアピールは、
どの選手もできなくなる…。
よく考えて見てほしい。後先を考えた判定とは、到底思えない。
今回の内容でも、あれだけ時間をかけて内腿と判断したのなら、
平木選手に、「当たってなかったよ!!」と
注意を入れ、
前平選手には「一度金的の反則をしてるし、今のも危ないところだったから注意して」
と注意するのが順当な審判ではないか。
そして、主審も含めて5審判が全員、金的ではないと初めから分かっていたなら、どれだけ平木選手がアピールをしても
続行!、続行!
と声を出して試合を継続することで良かったのではないか。しかし、試合を見ていただけでは分からないぐらい際どいモノだったから映像を確認することになったのだろう…。
今後のJFKOの大会に出場する選手に影響を大いに与える誤審と言わざるを得ない…。
それぐらい大きな影響力を持つ判定だと思うのだ。
ただこの様な同じ事が、同大会の中量級、決勝戦であった
福地勇人選手と吉澤穂高選手
の時に起こった、(これもYouTubeに上がっているから見てね)吉澤選手が福地選手の
喉を突いた
のを鎖骨付近を突いた有効打として、吉澤選手が
空手の決め!!ポーズ
を審判にしたのだ。
吉澤選手のアピールも平木選手のアピールも同じなのだが…。
どうして平木選手だけ失格なのだろう…。
不思議で仕方がない…。
審判に間違ったアピールをしたのは同じだ…。
あの吉澤選手の決めポーズに吊られて、副審の数人が(その部分がYouTubeには映ってないのが残念…。)
技ありから一本勝ち
の旗を吉澤選手に上げたのだ。(後に吉澤選手の注意に覆るのだが…。)副審の一人は初めから吉澤選手の危険行為として注意の旗を振っていたが…。
福地選手が倒れ込み喉を押さえながらも、一本負けではないと訴え
アクションで映像を見て
とやって審判が映像を確認するのだが…。それまでに五人の副審の内、2、3人は
吉澤選手の一本勝ち
に旗を上げていたのだ。それも、顎尻おやじから見れば、吉澤選手の決めポーズの後にだ!!
もし??審判が
吉澤選手の決めポーズ
に影響されて旗を上げたのではないと言うなら、それらの審判自身が自らの目で選手を見て確実に喉ではない、鎖骨付近に突きが当たったと見た!!と言い切れたのか??不思議で仕方がない。
当然、審判も人間である。見間違いもあるのは当然
とは思う。
だが同じ大会で
一人は注意で、一人は失格
とは余りにも違いすぎないだろうか…。
ただ顎尻おやじは、福地選手と吉澤選手の判定がオカシイ!!とは思ってはない。同じ理由なのにあまりにも平木選手の
虚偽申告、失格
が重すぎるのだ…。誤審なのだ…。自らはその意思がないにしても、虚偽であったことは同じ!!
(余談になるが、あれだけの審判が五人も居て、分からないなら、主審以外の四人の副審のうち二人ぐらいは主審と一緒に立って近くで主審と違う角度から見てはいかがか…。正道会館の試合は全てかどうか知らないが副審も立って、選手をよく見える様に立ち位置を変更したりしている。)
大会前の話になるが、平木選手と顎尻おやじのやり取りの中で、
平木先生!!プロ野球の阪神タイガースでは連覇を
アレンパ!!
と言うらしいですよ。
ぜひ、
アレンパ!!
してくださいね。と言う言葉に
「必ず、連覇します!!」
と返してくれた平木選手…。それを思うと…。
また、平木選手のセコンドに入っていた
平木選手のお父さん、平木先生
や
福地将人先生
の気持ちは如何に…。
想像するのも辛い試合会場であった。
ここで、一つの仮説を伝えたい。これはあくまでも顎尻おやじが、この一連の騒動を見て想像したことであり事実かどうかはわからない話だ。
それは、
この大会、初めから新極真会の一部の審判は
平木選手を疑っていた
と思っている。
それは何故か??と言うと、昨年行われた、
新極真会の世界大会
に遡る。
ハウルと一緒に見に行った大会だ!!
その新極真会の世界大会で、
平木選手は少なくとも3回以上金的を受けたと審判にアピール
しているのである。
それを恐らく、虚偽であると疑っている新極真会の審判が一部に居たのではないか??と思っている。(空手は押忍の世界。アピールをすることを嫌う先生方が多いのだ…。)
そして今回の大会も、平木選手が
やってくるのでは…
と思っていた審判が居た様に感じているのだ…。
しかし、しかしである。
この悲劇??
悲運??
誤審??
が、試合会場そのものの雰囲気を変えていくのである。そしてその後の白蓮会館の選手のボルテージを上げたのは間違いない。選手だけでなく、観客のボルテージをも上げたのだ…。
いつの間にか、
白蓮会館VS新極真会
と言う構図が、それまで以上に如実に
選手、観客
にも出来上がってしまっていたのである。
まさしく
戦ぢゃ
の雰囲気になっていたのである…。
その雰囲気だったからこそ、面白かった後の会場でのことは、また次の機会に…。
それでは、皆さん!!YouTube見て、皆さんで、この試合をご判断してみてください。
それでは、また…。つづく。
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