流派が違う？？そんなもん関係ない…。ほんまもん見に行くだけ。どう見ても、今のフルコン会を背負っている、活きのええメンバーが多く出場しているのに、見ないなんて、あり得ん。
少し前、ハウルとレモンに
「白蓮会館の全日本大会、府立体育館（古い言い方）でやるらしいで〜」
「見に行くか〜」
と言うと、二人とも珍しく二つ返事で
「行く」
って言う。なんで珍しいかと言うと、ハウルは新極真会の世界大会も見に行くぐらいやから、「行く」と言う回答は想像がつくのですが、レモンはプレイ派。どちらかと言うと
見る、観る、LOOK
が苦手派。初めは見てても退屈してくると言うか、途中で、
やりたくなってくる
らしい。だから今回見に行くと言ったのは、少し驚き。まあ、有名選手もでるからか？？と思いながら、ちょっと驚いた中、
三人で行こうか…。
って思っていたら、妻が後ろから、
「私の分のチケットも取って、行くわ」
と、これまた珍しいお言葉。こんなことは一度もなかったかなぁ。息子の試合を見に行くことは合ってもね、例え一流とは言え、世間的にそう認知されている訳でもないし、（フルコン会では認知はされてますがね…。）他人の試合まで見に行くとは、どうやら妻も何かしらの心の変化がある様で…。
妻曰く
「詰まらんかったら、府立体育館（古い名称、今はエディオンアリーナ）なら、一人帰って来れるしね…。」
と気軽に帰宅できる距離感も不安材料をとっぱらった様だ。
そしてチケットをネット予約しようとしたが、インスタで
新極真会の世界大会に出場していた
平木楓選手
のお父さんのインスタで
「チケット販売します！！」
と言う告知があったから、ネットなどで買うより、世界大会見にいって話もさせてもらって、ハウルも写真撮らせてもらったりしたからと言う理由でDMを送らせてもらってチケットを買わせていただいた。
なんやら余計に親近感が湧きましたわ…。平木一家に…。
そして試合当時、もう一つ目的が。それは、インスタ等で繋がっている九州から来られる親子、
チハルさん親子
に会うのが目的であり楽しみでありまして。以前、東京のスパーリング会にハウルと言った際に来られていたようで、（その時は、全く存じ上げなかったのですが…。）
チハルさん
はどうやら、私と同年代。息子さんもハウルと同学年で親子揃って空手家と親しみを持ちやすい同一生。でも実際には会って話まではしたことがない…。
実は、そう言うのって、顎尻おやじの世代にはハードルが高い。わからんかなぁ？？今の世代には…。特に「時代おくれ」の川島英五が大好きだった顎尻おやじには…荷が重いと言うかなんというか…。（どうでもええ話）今の時代では当たり前なのですがね。
インスタでDM送ってチケット買う
この事ひとつとっても、相当な冒険。清水の舞台から飛び降りる覚悟。
SNS
なんか
SOS（誰かが助けてーーーーって合図出してる感じがしてた…。知らんけど…。）
に見えて仕方なかったぐらい怖いもんやと思ってましたし、今でもどこか思っている…。でも、そんな心のハードルを超えてでも、
会ってみたかった…、チハルさん。
我々家族が会場に着く少し前に、チハルさんから
「会場に着いて、並んでる」
と言う内容のDMを受け取り、行きますと、
パッと一目で分かった。
チハルさんと息子さん。
周りにはお知り合いの方も居られた様ですが、チハルさんも息子さんも気さくに話してくれて、ハウルとレモンには、お土産まで頂いてと親切にしていただいたのです…。そして簡単な自己紹介をして、息子さんともお話ししていると…、息子さんが、ハウルの姿を見て
「僕と同じ学年なのに、規格外にデカい」
ってボソッと呟いておられたのが印象的でした。
しかし、ここで私の悪い癖が…。
会場に入るのに皆んなが並んでいて、後から来た我々家族が、列に横入りすることはマナー上良くないので、当然、列の1番後ろに並ぶ。そうするとチハルさん親子とは自然と別れてしまう。あの時、
「私ら、後ろ並びますけど、どこら辺で観られます？？」
「良かったら、一緒に見ませんか」
たったこれだけの事を言えずに、言わずに列の後ろに並ぶ。
入ったら会えるやろう…。
なんて、どこにも根拠のない幻想を抱いて…。
案の定、試合最後まで会えず。色々な話をしたかったのになぁ…。
アホやわ。顎尻おやじ。
情けないなぁ。
それでは、話を大会に戻して。
初めは、大会会場の２階の中央に席を取っていたのですが、上から観ると３会場ある試合場全てが観れると言う利点はあるのですが、イマイチ、リアル感に欠ける気がする。ましてや先日、東京で世界大会を幸運にもアリーナの良き席で見れたので、少し距離を感じたのも事実あって…。
三人に
「下に見に行かん？？立たなあかんけど、リアル感あるで…。」
と言うと、意外にも一緒に世界大会を見にいっていた
ハウルが
「俺、上から観る。三つの試合場、全て観たいから…。」
と。そして妻とレモンが私の意見を取り入れてアリーナへ。
そして、三つある試合場で重量級と中量級の男子が戦う試合場へ向かった。
そうすると、
YouTubeで有名な、福地勇人選手や、古コンさん。
そして、新極真会の世界大会で活躍された、
平木楓選手。
の姿が。そして顎尻おやじが個人的に生で試合を見たかった、
極真会館、中村道場 松岡朋彦選手。
そして、
空手道MAC渡邊道場の 渡邊 成選手。
の姿も見れた。
その中で、残念ながら、松岡選手は延長の末、一回戦で負けてしまった。そして、渡邊選手も２回戦で、どデカいフィジカル強そうなイラン人との対戦に惨敗。
ほんまにガチであのイラン人と真っ向から、がっぷり四つで戦える日本人は、あの会場でも数人しかいないであろう…と思える様な相手。そのイラン人相手に、下がろうともせず、真っ向力勝負していた渡邊選手の今後に期待したいと思える戦いぶりで、本当に好きになってしまいました。
話がまた脱線するのですが、松岡選手は昔、兵庫の隼と言われた名選手だったので試合を生で拝見したかったのと、渡邊選手は、いつもハウルとレモンが試合に行く度に、お見かけする先生でして。いつも弟さんの応援や、生徒さんの応援を必死にしておられ、
熱心な先生だなぁ
と感心していました。そして、その弟さんは戦うタイプは違うのですが、これまた
素晴らしい選手
で、いつぞやハウルに
「将来は、あの選手ぐらいを目指して欲しいなぁ…。」
と会場で指さして言った選手。私が今まで中学生の試合を生で見た中で最高の選手。
体格だけでなく技術も優れたものを持ったお子さんだ。
と思っていた選手。そんな人の先生でもあり、兄でもある渡邊選手の試合を生で見たかったのです。
あとで、たまたま御縁があって、本人さんと連絡がつき、健闘を讃えたのですが、
これぞ重量級
という見応えのある試合展開でした。（書き方がエライ上から目線ですいません…。各選手お許しを…。）
またまた話戻って。ハウルやレモンが大好きな
福地勇人選手や、平木楓選手
は順当に勝ち、その選手と同じぐらい期待して観ていた、
魚本流の軽量級最強選手と名高い
魚本尚久真選手、
そして、正道会館の華、
前河凛花選手。
が順当に勝ち上がった。
皆さん、本当に強かった…。そして素手、素足で殴る音、蹴る音が鈍い音を立てて館内に響くのを肌で感じた試合場直近での観戦だった。
そして、本戦（まあ、すでに本戦なんだが…。）に入る前に会場が中央にあるメインの試合場だけになり、そこで開会式、そして準々決勝などの試合が行われることとなっていった。
その前に、食事をしておこうという話になり、会場を後にしようとしたところ、
たまたな、試合会場に来ていた、いつもお世話になっている、元空手をやっていたお兄さんが居られたので、レモンが一人恐々？挨拶にいったところ、その元空手家やった気のいい兄さんから、
「よう、レモン、お父さんから聞いてるで、リアルチャンピオンの本戦行けるらしいなぁ。」
「空手頑張ってるんか？？？？」
「ハウルはどこや、なんで２階なんかで見てるんや、下でちゃんと見て、勉強せい」
「まあ、ええわ。」
「ええから、レモンちょっと、ロー蹴ってみー」
と言ってその場で
空手レッスンが始まった。それを後ろから、恐々見ていた私達も、嬉しいやら、何をしにきたんやら、他の人どう思っているんやら？？心配になりながらも、しばらく
有難いなぁ
の気持ちだけで見守らせてもらった。どうやらレモンも会うと、いつも気合を入れてくれる元空手家兄さんが大好きなようで、
本当に嬉しそう
彼らの影の支えである。そして場外に出て昼食を終えて戻ったら、席が組み替えられて、ちゃんと一階アリーナにも自由席が出来ていたので、そちらに席を全員で移動して観戦へ。
今回は、長くなったので、これぐらいで…。
それでは、また…、つづく…。
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