ハウルとレモンが参戦!!ハウルはJKJOの雪辱を果たせるか…。
あの屈辱の東京遠征、JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会から1週間。今日も試合参戦。ハウルは5週連続の試合。レモンも結構な頻度で出ているが、今までが何だったんだろう??っと思えるぐらい試合に参加するようになった。
まあ、ええことかと親なりに考え付き合っている。
そして、今日も甲子園杯に出場。道場の強化練習もスッぽかしての大会参戦。昼からの部に参戦だがどうなることやら…。
ハウルは先日の東京の心の傷が残っているか…。
レモンはリアル、ファイナルカップで逆転勝利でリアル本戦の切符を勝ち取ったので乗っている。それに、生まれて初めて技ありの瞬間に
決めポーズ
が取れたと喜んでいる。これまで何年も前から教えてきたが、
決めポーズ
なんて出したことがないのに、一回出して気持ちよかったのか、自分の勝利した試合を何度も見ては、決めポーズのところをシュクショして見つめてニコニコしてる。なんなら
決めポーズ
だけで、
🍚ご飯3杯
食べれるくらい気に入っている。
前向きやし、悪いことや自分に都合の悪いことはスグ忘れるが、ええことは何度でも
ヤル、ミル、行く
タイプのレモン。本当に素晴らしいポジティブ少年。そんな彼であるが、
今日も決めポーズ決めるでー
っと言って望んだ大会。
そんなところに強化稽古を終えてからワザワザかけつけてくれた同じ道場の友達親子や、同じく支部は違うも同じ流派の親子がかけつけてくれて声をかけてくれた。皆んなウチの子供達よりは格段に強い子。ずっと前から多流派の試合にも出て、空手の面白さも知ってて、
雲の上の存在
の子供たち。学年は一緒でも戦歴とレベルが違う…。でもそんな子供達がお父さん、お母さんを引き連れて応援に来てくれた…。決してウチの弱子の二人を見に来たのではない…。もっと強い子を偵察に来たのは分かる…。でもウチの家族は嬉しいようで…。ハウルもレモンも同じ流派のエースの子に
「がんばれよ!!」
って声を掛けてもらって…。それだけで有頂天!!
それだけで舞い上がったいるのが親だけに十分わかる。いわゆる
ド緊張!!!
ってやつ。でも嬉しそう。二人とも。それを見てると親も嬉しい。後で知ったことであるが、別の子供さんの(この子供さんもウチのことは別格に強い子)親御さんに声を掛けてもらっていたようで、本当に喜んでいた。もう今日は負けてもエエってぐらいに有頂天。
そんな中、試合が始まった。いつも通りに先ずはレモン。今年4月から多流派の試合に出るようになり、
空手って面白い
と思えるようになってから結構な数の試合を出ているが、最近レモンは試合慣れしてきたのか、1回戦で負けることは少なくなってきているし、構えも少しマシになったか…。セコンドの声も聞こえてるようで、心なしか選手や、審判への
礼
もきっちりと出来るようになっている。そんなのが現れたような一回戦。少し小柄な相手であるが、レモンは気を許さない。
堂々とした不動立ち
からの
礼
きっちりとしている。気合が入っているが、力んではいない様子が窺えた。開始早々、レモン得意の上段蹴りが相手の顔を襲う。そして、
決めポーズ
をするも、浅く取ってもらえず。そして、下段と膝蹴りを駆使しながら試合を進めていく。その時刹那
レモンの変則の上段蹴り
が決まり、お気に入りの
決めポーズ
がキッチリとお約束通り決まり、
技あり
そして、そのまま安定した試合内容で
勝利。
セコンドに入っていた妻とハウルも胸を撫で下ろしていた。最近はハウルもレモンのアップをしてやったり、セコンドに入って激励やアドバイスを送る姿も板についてきた。
ええ兄貴
になった。
そして、次の試合。レモンとハウルが同じ試合場で連続して試合することになった。先ずはレモン。
相手は顎尻おやじが見るに、レモンよりだいぶ
格上。
体格も技術も上だ…。それを言わずとも感じたか…。試合開始早々、レモンの戦い方がいつもと違う。
足を使って距離を取っている
そして、遠間から蹴りを仕掛けて相手の出方を伺っている。レモンの1回戦を観ていたのか相手も上段蹴りを警戒しているように見える。そしてレモンの上段が空を切った瞬間、相手選手が
グッと間合いを詰めて打ち合いに!!
そしてまた、レモンは上手く距離を取る。やはり接近戦では
分が悪いか…。
しかし、分かってはいるが、諦めることなく時折レモンが良い上段を見せるが空を切る、そして間合いで潰されるので蹴れない…。やはり
うまい子
だ。そんな展開で最終まで行き判定。
完敗である。
しかし、今のレモンなら致し方ない試合内容のように感じた。それよりも相手の強さを感じ取り、自ら
戦法
を考えて試合したレモンを
褒めてやりたい。そして続いてハウル。セコンドの妻は反対の応援席に。試合前からハウルは近くにいた
大柄な選手
を見つけては、
「今日の相手は、あの子やなぁ」
っと言っていた。予感は的中、やはりその子だった。とても大柄。おそらく中学生の部では1番思い体重だろう。
90キロ
はあるかな??って顎尻おやじも思っていたが、不利なことをハウルに呟いても仕方がない…。身長ではハウルに分があるが、やはり
デカい相手
ではるが、試合でどうなるか???相手がどうかなんて正味関係ないんですわ…。ハウルはなにせ
一子相伝!!逆北斗神拳の達人。
自分の能力を出せるか出せないか。それだけです。相手がデカいの背が高いのなんて関係ない。なんせ
ゾーン
に入った時は、相手選手が
ゴジラ
ぐらいのデカさに見えるらしいですから…。トホホ…。さて本日も逆北斗神拳が炸裂するか??
そして、試合開始。試合場の開始線に向かう姿、歩き方は中々のもの。さすが新極真会の世界大会や、白蓮会館の全日本大会を見に行ってるだけのことはある。入り方はいい…。さあ、
戦艦、大和(ヤマト)出撃!!
見るに、なんと、いつものハウルではない。電信柱のように立ち尽く
通称、棒立ち君
ではない。(ナンボほど名前あるねん…。知らんけど…。)腰を落としている。それだけで感動もの、涙出る!!そして試合前
「下段から攻撃してくる」
と言い残したが、悪い癖が…。いきなり上段膝蹴りを狙いにいって、倒される。焦っている証拠。倒されたらイメージが良くない。その後も、相手の技というよりは
体格と体重
に押されてる感があるハウルであるが、突破口が見出せず。そして中盤、金的蹴りの反則をくらい蹲る。セコンドの顎尻おやじと妻は
「ゆっくりと息をして、慌てず立て直せ…」
と言うも、早く立ちあがろうとする。見ている限り相当
痛そうである。
そして試合続行するも、また金的を蹴られた。再度蹲る。しかし今度は状況が少し違う。見ている限り、完全に2回とも金的に蹴りが入ったように見えたが、1回目の金的は相手選手に注意1が入ったが、2回目の金的は注意が入らず。相手に減点もつかなかった…。
正直なところ、
なんでやねん…。
と思ったし、
俺の撮ってる映像見せたろうか
って思っても言えない、審判絶対。審判神!!たまに膳をひっくり返したくなるような試合もあるが今回もそれに近かった…。まあ、それでも立ち上がり、ハウルはラッシュをかけようとするが、時すでに遅し。中々何度も倒されるイメージは良くなく、ハウルの方が良い技を出しているが、やはり押されているイメージが悪すぎる。それに減点も…。そして、判定。
ハウルの負け
である。まあ正直、金的なんて蹴られる方も悪いとは思ってはいるが、減点を取られないのは辛いなぁ。それでも、
負けは、負け。
仕方がない、受け止めるしか…。1番悔しいのはハウルやし…。
試合場から降りたハウルは、いつもなら負けた試合では何も自分から言わないのに、今回は少し涙目で、
「なんで、あれで反則取らんのや??2回だけの金的やない。」
「もっとあったが試合の流れを止めたくなかったから…。」
と珍しく、顎尻おやじに捲し立てたように主張してくる。妻も腹が立っていたのか、ハウルに
「それなら、審判にゆうてこい!!!」
と荒々しさを見せた。
まあ、それでも、今日は腰が落とせていたし、相手がデカかったり反則があったにせよ、動けていたので決して、
ハウルの動かん城
ではなかったので、
「次に繋がる敗戦や。」
「気にするな、動けてる。次や、次!!」
なんせ、5連戦の2試合目。まだまだこれからやと顎尻おやじは思っていた。今回のように動けていたら大丈夫!!と励ましていた。そしてレモンも自分の敗戦を忘れて
「今日のハウルは動けてた…。決して負けてない…。」
と兄弟愛??のような発言をしていた。まあ、とは言え、二人とも負けは負け。しゃあない、しゃあない。お前らが
やる、試合出る。次も出る。次は勝つ
と言うなら、
いつまでも親として騙され続けたるでーーーー!!!!
それでは、また…。つづく…。
追伸。応援に来てくれていた同じ流派の皆さん、ありがとうさん!!
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