中学生になってもフルコンタクト空手を続けている、試合に出場する子供って、やはり試合に勝っている子供さんです。ウチの様に試合に出続けて、負け続けて続けている子は少ないのが現状です…。いや、皆無です‼️
たぶん、ウチの道場だけではないとは思うのですが、ウチの様に3、4歳から空手を続けてて中学校になっても試合に出続けている子供ってのは、やはり空手の試合で
勝っている子供さん
なんですよね。
やはり続けることにおいて
試合で強い
と言う事は相当なモチベーションになるんでしょう。
なるんでしょう?
と書いたのは当然、我が子二人、ハウルとレモンは幼少期から試合に出続けているのですが負け続けているので…。
では、なぜウチの子供が負け続けても空手を続けているのか…
そんな秘策の様なものを
親目線
で記してみたいと思います。
まずは、
⭕️空手の先生との相性
が挙げられます。
親が指導者で教えている強豪選手もおられますが、一般的に空手の先生から習って身につけるとは思うのですが、やはりこの指導者の影響が大きいかもしれません。
ウチの先生はメチャクチャ強いとか指導力があるって感じの先生ではなく、どちらかと言えば
今の子供達に合っている、
適合させている先生
なのです。
極端な話をすると
極真
と名のつく道場で一二を争うぐらい
優しい
先生なのです。
だから、厳しさを求めて極真をって親御さんからすれば、物足りない先生と感じるかも知れませんが、
ウチの子供達との相性はバッチリ
なのです。
年に4回開催される道場の大会なども参加する様に押し付けたりは全くしません。
「若いウチに仕事を持つまでに試合に出ておくことが良い経験になりますよ‼️」
って事を伝えるぐらいです。
だから大会に出る子は本当に少人数なのです。
そして大声で怒鳴ったり、
昔のザ・極真
って感じの稽古内容ではないのです。
だから、ちょっと緩めの道場ってイメージですかね。
それがウチの子供達には合っているのです。
それだから続けてこられたんだと思います。
ただ試合に出ている少数派の子供達や親御さん達は少し物足りなさを感じているかも知れませんね(先生ごめんなさい、こんな表現で…)
でも足らないところは親などが補ってやったら良いと思っています。
だから顎尻おやじは先生に
感謝
しております。
ほとんどの子供さんが小学生で辞める、このフルコンタクト空手ですが、こんな出来の悪い子供達が中学になっても続けているのは先生との
ゆるっとした相性のお陰
だと思っています。
続けていたら見えてくるもの
続けていたら良いことも
続けていたら開ける道も
巡り会える機会
そんな出会いもありますよね。
まだウチは出会えてない気がしますが…。とほほ…
そして、
⭕️子供より前に出ない
って事を大切にしています。
よく居る、フルコンあるあるなんですが、子供より完全に前に出てる、張り切っている親って残念ながら多いんです良いね。
子供が完全に冷めてるのにね。
元白蓮会館の
山口翔大選手
なども、
子供はポケモンじゃない、
子供をポケモン扱いしている親が多い
なんて以前表現されていましたが…。
ウチはこれまでも、子供が辞めると言えば引き止める事はしなかったでしょう。
妻も同感だと思います。
同じ道場の競合選手なんかはキックボクシングを習いに行ったりもしてましたが、そんな事にも目もくれず…。
試合も
出ろ‼️
なんて一度も言ったことがない。
まあ、それぐらいが良いのではないかと思いますね。
子供よりセコンドで必死に戦っている親がいたり、子供の試合結果に怒ってみたりとハードな方も多いですが、ウチは偶に妻が悔しさの余りに毒を吐く程度で試合内容を叱ったりしません。私はそれぐらい子供中心でさせてあげるのが良いのではないかと思います。
表現は悪いかも知れませんが、
諺に
牛(馬)を水辺に連れていけても水を飲むのは牛(馬)
(イギリスの諺?大山倍達の諺?)
と言う言葉があります。
これは、どれだけ頑張っても最後、牛が水を飲む気がなければ水を飲まないってことなんですよね。
だから親ができるのは良き水辺に子供を
導いてやる
ぐらいなんです。
ただ、時に子供ですから、無理やり引っ張っていく、そんな時も必要だとは思いますが、長続きしませんよね。大人も子供も…
自分の子供にはなんとか良き水辺を探してやって、自然と導いてやる…
後は子供に任せよう
って感じが良いのではないでしょうか?
⭕️焼肉弁当食べてるのに、ステーキ弁当は食べさせないこと。
これはどう言うことかと言うと、
フルコンタクト空手
って、習い事の中では結構ハードな部類に入ると思うんですよね。
怪我もすれば肉体的にもハードにトレーニングをしたりする。
そんなところに先に記した様に同時にキックボクシングを習わせたりするのは、
ちょっと違うかな…
って思うんですよね。
確かに強くなる方向性は似ている様だが違うしね。
能力が高いお子さんがやるならまだしも、例えば黒帯取った青年がやるなら良いんですが、普通の子供、まぁウチの様な子供には重すぎるんですわ。
これが初めに書いた
必死に焼肉弁当食べているのに横からステーキ弁当渡すみたいな感じで…
なんか胸がつかえて食べれなくなる様な気がしません??
結局、どっちつかずになるようで…。
中学でハードなクラブに入るのも、これと似ている。
子供が選んだら仕方ないんですが、ハードなクラブ、例えば野球やサッカーなどをクラブで選択してしまうと、どうしてもフルコンタクト空手は怪我も多いことから控えることになるこが多い様に思いますね。
いつもブログなどでウチの子供二人が卓球クラブであることを私が馬鹿にする様な表現があるかもしれませんが、実は本心ではウチの子供が空手を続けていくには
丁度良いクラブだ
と好感を持っているぐらいでして…。
他にパソコンクラブとか美術部など文化系でも良いぐらいに思っています。
まあ、
二兎を追うものは…
になるのではないでしょうか?
⭕️子供の空手に対する向き合い方は、浮き沈みがあることを理解しておく。
子供って、
今、面白そうに何かで遊んでるって思ったら、すぐに飽きて違う遊びしたりする
でしょう?まあ、空手に取り組む度合いも
浮き沈み
があるって事を親が理解しておくことが大切かもしれませんね。
小学生だけでも6年あるんですから、ウチの様に10年前後、空手を習っていると練習に身が入る時、入らない時、試合に勝てる時、負ける時。
まあ、ウチはほとんど負けてきてますが…
そんな浮き沈みがあるのが子供なんですよね。
ウチなんか、
最近、試合に力入れているから、今日は仕事から帰ったらミットでも持ってやろうと意気込んで帰ったら、全くその気なしで、スマホでゲーム三昧。
ってこともしょっちゅうある。
それを一々怒っていたり、心乱されたりしていたら、ついつい
見守る
ってことが出来なくなりますよね。
我々、大人でも浮き沈みあるんですからね。
子供なんで仕方ない。
ウチの子供だけではないですよ。
一緒に試合の練習してくれる子供さんみてても、みんな一緒。
プロでもないんですから、仕方ないこと…と思っていただけたら、そのうち
やる気スイッチ
が入るんですよ。(ウチはそんなスイッチ見たことないですが…。)
最後に、これが一番大切かも知れませんが、理解してない親御さんが多いかも知れませんね。
⭕️フルコンタクト空手をしている子供をリスペクトする
です。
先に記したように、フルコンタクト空手って試合に出てなくても、結構ハードな習い事。
体痛めて練習も
痛い、
辛い、
怖い。
その上、試合に出るとなったら、その
恐怖
と言ったら…。
緊張マックスな上に、
強い相手に
殴られる、
蹴られる、
怪我させられる
そんな、恐怖がある習い事ってそうそうないですよね。
そんな
恐怖の中
試合に出る、
出続ける、
必死にやる、
勝とうとする、
勝つ‼️
って凄いことなんですよね。
結構ね、格闘技経験のある親なら、その
恐怖
って分かるんですけどね、経験がない親は(経験あっても言いがちですが…)ついつい
前にでろ、前にでろ
って言っちゃいがちですよね。
恐怖に負けずに、あの試合場に立つことだけでも
凄いことなんですよ。
そうそうない経験を子供の時からしてるんですよ。
それを理解して試合で負けても
うちの子は、頑張っているなぁ
って思ってもらえたら子供達の頑張りも浮かばれる様な気がします。
こんな事を思いながら日々、練習に連れて行き、時にはキックミット持ったりスパーリングの相手したり、試合になれば、マネージャー、セコンドと変幻自在。
そんな親子空手が好きですね。
だから、空手を続ける子供さんが多くなれば…それをサポートする親御さんが多くなれば…
純粋に嬉しいなぁ…
と思う今日この頃ですね。
それではブログを読んでくださる方々と試合会場で会える事を夢見て…。
それでは、また…。つづく…。
追伸‼️以前からこのブログ一流選手に読んでいただけたら、嬉しくて半世紀以上も生きているのに小躍りする顎尻おやじですが、ウチみたいに負け続けても試合に出続けている親御さんに読んでいただいて、励みになるって言われたいなぁ…と願望を持つ欲張りオヤジですわ…
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