えー、‼️先生登場!!

空手

魅せ方が上手い…。子供達は虜になってしまった…。また来年も出場したいらしい…。

「え、先生来るんですか…。」

「マジンガー???」

少し前になるのですが、空手道場の前でハウルとレモンの練習が終わるのを待っていると、道場の先生が出て来てくれましてね、

「顎尻おやじさん、今度、ハウル、アディダスカップ出るでしょう??」

「それ、僕一度見に行きますわ…。」

と言うんですわ。

 正直、あまり多流派の大会に出場したりする子が少ない道場で、少年部はそれほど強い子もいない…。だから先生が多流派のそれも子供の試合を見に行ったなんて聞いたこともない自分の所の道場主催の大会ですら先生方は審判大会運営時間もなく大会当日の子供の試合見ることがない

 どうだろうか、思い出してみても、試合に出るようになって9年ぐらいなるのかな、多分、先生がうちの子の試合を見たのは1、2回ぐらいだと思う。ましてや、多流派の試合を見るなんてことはない。それに対して、文句もないし、それが当たり前で来ているので不満もなかった。私も、子供達も…。

 それに、先生は、とても優しいタイプ。多分、極真系の空手の先生で

 優しさNo. 1☝️

って感じの人。まあ、ウチの二人は、この先生だから空手を続けられたのだ…といつも感謝している。その先生が、その先生が、

   多流派の試合を見に来る…。

   それも、弱小?いや弱大ハウルを見に来ても面白くないはず…。

どうしたんやろう??何かあったんやろうか??

頭を駆け巡る。ハウルに聞いても、練習中の休み時間に、「試合を見に行くぞ」って言われたとのこと。

 なんでや、なんでや。親子揃って

    ???

○ 多数の試合に出ても、負け続けていることが気になるのかなぁ

○ ハウルやレモンが試合に出て負ける原因はなにか?気になるのかなぁ

○ 余りにも自分の弟子が負けることに、ご立腹??

ぐらいしか想像できやん。

レモンも不思議がっている。そんな前振りがあった中、ハウルが出場する

 アディダスカップ

に家族四人で参加、

 エディオンアリーナ

に来た。入ってすぐに気付いたのが、派手な演出された選手出場門??イルミネーションが一杯。ここで写真撮ってね!!ってところもエエ感じで魅力的。それに大きなトロフィー🏆に優勝者にはチャンピオンベルトもある。最優秀賞には車、優秀賞はダイヤモンド、各有名格闘家から提供された素晴らしい賞など

 煌びやかな世界。

空手の大会とは別物の感じ。昔から

 正道会館の石井館長

は見られている意識が高く、常にどう見せるか、どう魅力的に思ってもらうか、演出も、試合のマッチメイクも上手かった。それが現代にも引き継がれている感じ。これに妻もヤられてた感があり、また来年もハウルとレモンに連れて来てもらおうって後刻言っていた。

 それに会場には色々な有名人の姿も…。

 ブレイキングダウンで有名な、

  溝口さん、テルさん、コメオさん。

それに選手として出場していたテコンドー会最強の

 江畑選手

それにK-1で活躍する、

 世界王者、与座優輝選手。

 重量級で最近、劇的な逆転勝ちをした

 山口翔太選手

などが会場で見らてた。そして、YouTubeライブは昨年と同様、

 福地勇人選手

古コンさん

が努めていた。今まで行ったどこの試合会場よりも子供たちが、そういった有名選手写真を撮ったり、している姿を見ている中で、まるでディズニーランドのような賑わいであった。妻はブレイキングダウンの皆様が作ってくれた、

 炊き出しの豚汁

をゲットしてきて、

 美味しい、美味しい

と舌鼓を打っていた。こんなところにも、石井館長の格闘技会における人脈を垣間見た気がしたし、それを若い世代が受け継いでいるのである。

 そんな中、ハウルは一人アップをしに、地下の柔道場へ。何故か、アップする前に

  すでにアップ、アップ

って感じ。

 酸欠の金魚のよう。

少し、動いただけで疲れるようだ。体調が悪いわけではなさそう…。得意技の

 ドキンちゃん(ど緊張)

に変したようだ。アップを終え、階段を上がっている際に、ハウルが

 「俺、今までの大会で1番緊張してる。体動かん…。」

 「東京のJKJOの大会より緊張しているのが分かる…。」

と言いなさる。しかし、どうしてやることも出来ない…。そう思っていたら、道場の先生が階段を上がった所におられ、ハウルの挨拶の覇気のなさに

 先生も心配そう…。

そして、試合直前、顎尻おやじは、こんな事は錚々ないからと、道場の先生に

 「ぜひ、ハウルのセコンドにレモンとついてやってください…。」

とお願いして快諾していただいた。正直、これだけでも相当ありがたい話だ。後で支部は違うも同じ流派の父兄さんに、

 「先生がワザワザ多流派の試合を見にきてくれるなんて、凄いですねぇ、顎尻さん!!」

と言われるぐらい。それにセコンドまでついて貰うって…。まあ、顎尻おやじはハウルの動きを間近で見といてもらいたかったのよね、今後の道場での練習の為にもね。

 そして、試合開始。セコンドには

   先生とレモン。

妻と私は場外だが、試合開始早々、妻がはやる気持ちから、

 「腰を落とせー」

とハウルに檄を送る。しかし、相手とのバッティングにより試合が仕切り直されると、いつもの

 棒立ち君

に変身している。

 ドキンちゃん➕棒立ち君

やばい、負けパターン。相手選手も初戦でハウルのデカさに驚いているのか、動きが硬そう。その間にいい形で攻めて欲しかったが…。相手選手にハウルの硬さが先にバレてしまった。相手選手の動きが軽やかになってきた…。セコンドから先生の

  熱い檄

が飛ぶ。しかし、あの世に行って一人戦うハウルの耳には入らない。動きが硬い。

 ハウルの動かない城

の完成である。ここまで来ると万事休す。顎尻おやじの声も妻の叫びも聞こえず。レモンも映像を撮っているも必死に応援しすぎてフレームアウトを起こすほど…。それでも、

 ハウルは動かない。

そして、相手は反撃することがない

 デカイサンドバッグ

の様にハウルを見ているのか、伸び伸びと技を繰り出し、挙句に

 後ろ回し蹴り

まで出される始末。判定を聞くまでもない…。

 ハウルの完敗である…。

この後、ハウルと道場の先生との反省会。

 ○ いつも、あんなに動けないの?

 ○ 中間距離で技が出せないの?

○ ごちゃごちゃって感じでいつも負けるの?

などなど先生から質問の嵐。ハウルは

 やってしまった…。

と言う感じで、放心状態。一体どこまで先生に敗因が伝わったやら、分からないので、差し出がましいですが、顎尻おやじが先生に

 「先生!!あのね、ハウルはですね、技術や技やと言う話ではないんですよ。」

 「あれだけ先生がセコンドで大きな声を張り上げてくださっても、ハウルには聞こえてません」

 「試合をしても、ほとんど覚えてなく、やらなければ行けないことも、全くでないのです。」

 「ハッキリ言って根性の問題なんです。」

 「メンタルが出来れば、勝てるんです…。」

と矢継ぎ早に言ってしまった…。せっかく先生が見てくれてるんやからと思って言ってしまった。

先生、これから、練習に活かしてくだせいませ。よろしくお願いします。

そして、大会自体は、出場してないレモンも

 「俺も来年は出たい!!」

と言うし、妻も豚汁食べたり色々と楽しかったので、

 「来年もハウル、レモンに頑張ってもらって連れてきてもらおう」

と言っておりました。出場選手だけでなく、子供も大人も魅了する素敵な大会でした。

それでは、また…。つづく…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました