今日のワンコ…。

ワンコ

こんな番組コーナーあったよね。

 ウチにはね、タクボンを含めて他の子供達もいるんやけど、その下に弟達が居るんですわ。子供達曰く「弟たち」って言っている犬がね、居るんですよ。私の若い頃から、家では一匹犬が居る生活って体験してきたんやけどね。今、三匹居るんですよ、三匹。

 なんで、三匹かって??「子供が三人居るから犬も三匹いる」って感じですわ。よく分からん。子供達の主張。「俺らも三人で寂しくないし、犬も三匹なら寂しくない」ってよくわからん理論。それに全てオス。

 結構ね、犬が居てない時期もあったんやけどね。たまたまある時に、ワンコを貰ってくるって話が出て、その話が干しゃった時に子供達が、「え、ウチで犬って飼っていいの?、そうなん?」って感じでね、気づいてしまった。

 子供達がそこそこの年齢になるまでは家にワンコが居なかったんですけどね。飼う余裕も無かったし。

 まあ、タクボンも家の中では四つ這い移動してたり、幼い時から犬にワンワンと吠えられるのが苦手。タクボンを散歩に連れて行っても、犬にワンワンと鳴かれると良く泣いたりしたから、犬を避けて通ることも。

 そんな時には、タクボンに

「犬って怖くないよ」「大丈夫。」

        「犬がワンワン吠えるのは怖くない。」

        「ニャーって鳴いたら怖いのよ。」

(ここ赤で装飾する必要ないよね。)って言ったりしてたら、タクボン本気でよう怒ってた。

 ほんで他の子供も小さかったしね。中々家で犬を飼うって発想は家族の中でなかったんですよ。ずっとね。でもそれが弾けたら、今までの反動か三匹ですわ。まあいきなり三匹飼った訳ではないんですけどね。

 

 はじめウチにお迎えしたのはね、一番上の子?いや一番上の犬なんですけどね。 あだ名がリョウちゃん。リョウちゃんと我が家の出会いはね、その貰ってくる予定だった犬の件が干しゃってね、家族が犬を飼うのを諦めかけた頃。

 次男がね、全く初めは犬に関心なかったのよ。犬にはね。結構動物好きなんやけど。せやねんけど、とある所で、「リョウちゃん」と出会ったのね。次男も初めてはちょっと見てただけなんやけど。リョウちゃんが、ずっと次男をみるの。ええ瞳でね。

 ほんだら、なんや知らんけど、次男も犬を見つめ出してね

 なんや二人ええ感じやなーって側から見てたんやけどね。三男なんかも一緒に居てたんやけど、リョウちゃんは無視。当然、顎尻おやじも無視。せやけど次男には、もう夢中。多分惚れたんやろうね。男が漢に惚れっるって感じ。(知らんけど…。

 そこでどれだけ時間が経ったんやろうかね。次男もずっとその場から離れずにね、居たんですよ、ずーっと。ほんだらね。次男がね。

       「この犬欲しい…。」ってね。

言うんですよ。顎尻おやじとしては大切に飼えるとかは、犬を貰うって時に家族で色々話をしたりしていたから、その時は問題ではなかったんやけど。ちょっとね、初めに見たリョウちゃんはね細くて弱々しかったのよ。見かけね。

 だからね、ちょっと気が進まんかったんよ。だから、ママに相談!!って形をとってその場を逃げたのよ。ズルいよね。

 

 でも飼いたい次男はね、仕事から帰ってきたママに色々とリョウちゃんの良さを説明するの。私も妻からリョウちゃんの事を聞かれるんやけどもね、気が進まない事も含め、二人は(次男とリョウちゃん)相思相愛やってことも伝えた。

 

 そしたら、何日後かに、もう一度見に行こうかって話になり家族で見に行ったんですわ。結局三回ぐらい見に行ったかな?でもやっぱり次男とリョウちゃんは相思相愛続行中って感じで犬が次男に対し、「忘れてません…。あなたを…。」って感じ。目と目を合わせてハシャギまくる二人?!!顎尻おやじの心の中では、「え、この犬、ほんまに覚えてるんや…。」って不思議な感じ。

 妻にね、こっそりと「どう思うって??」言ったら「次男と犬との関係も分かったし、あなたの気が進まないのも犬を見て思ったわ。」「でも一番は…。」

  「実は、私…、犬を家で飼うのなら、別の犬種の犬が欲しいってずっと思っててん」

って、ここに来てマサかの本音出し。親であることを忘れて…。

  「えーえー」

「どないするんよ。」「そんなん無理やん。」

って感じやったんですがね。妻も相思相愛ぶりを痛感したようで…。妻が

 「そんなに、次男が好きなら…。」

 「しゃあないかなあ…。」

 「好きなら大切にするやろうし…。」

って根負けしたような…。

 そして遂に我が家に、リョウちゃんやって来た。嬉しい嬉しい。でもタクボン、ビビリまくり。小さな犬でもビビリまくり。吠えるって言っても迫力ないんやけど、それでもビビるタクボン。犬を迎え入れた事に、少し怒り💢まくり。今では、毎晩、犬と顔をスリスリする仲やけどね。初めはあかんかったわ。なんで犬を迎え入れたんやって感じ。

 

 でも、犬で救われたかな。働いている者も子供の顔以外に早く帰ってみたいモノ増えたし、子供達は子供達で、新しい弟出来たって感じで喜んでるし。ほんま犬を飼ってる人なら分かると思うけど、一匹犬が家にいるだけで生活一変するぐらい影響力あるし、なんか家がほんのりする。

 穏やかな空気感。ずっと見られてた子供達が、今度は自分らが見る立場。みんなの目が子供達だけに向けられてたのが変わるって感じかな。

 

 生き物を大切にしてもらいたいなあ…。

それだけを願う顎尻おやじやけど、本音で言えば、

           「益々、俺を見てくれる奴、少なくなるなあ」

と少しヤキモチ。それでもなんかエエ感じやし、皆んな無事に育ってくれたらええか…。

って思ってました。

 でもね、まさか、これが三匹になるとは…。…。…。

 そんな兆し無かったんやけど…。

 分からんもんやな…。

大袈裟に言う訳ではないんやけど、世の中分からんもんやし、運命の出会いってあるんやなー。まあ、言うなれば、全ての出会いが運命の出会いやねんげどね。これがワンコとの出会い第一弾、はじまり、はじまり。

                                 つづく…。

 

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