押忍!!第24回近畿ジュニア空手道選手権大会②

空手

十字を切って押忍!!心に迷いがあるのか?必殺の胴回し回転蹴り

 それではハウルの2回戦から…。

 相手はこれまた格上の選手。背はそれほど大きくないがご立派な体格。ハウルは1回戦を勝つとそれ以降は割と動ける。あくまでも割とであるが…。それに1回戦の勝ち方が良かったから期待もする。

 相手選手に勝つよりも

 自らの力を出し切る!!自らに剋つ!!

それなら負けても親としては十分なのだ。それに次に繋がるし…。

昨日の特訓の成果も見せれるか…。

セコンドは、相変わらず顎尻おやじは入れてもらえず、コート直近で映像係レモンがセコンド。

試合開始!!

 開始早々相手の上段回し蹴り

で始まる。それを交わし1回戦の様に攻撃に転じるかと思いきや、相手選手の

 速射砲の様な突き

を体で受け止めるハウルと言う展開

 アカン!!

と心の中で顎尻おやじ叫んでしまっていた。ハウルの悪いパターン

 ⭕️相手を見すぎて攻撃ができない

 ⭕️動けない

 ⭕️ハウルの動かない城

完成しかけなのだ…。まだあくまでも完成しかけではあるのだが、相手に押される、押される。そして相手の下段のダブル

 ハウルの金的

を襲う。

     う〜

と鈍い声をあげて倒れ込むハウル。すぐ様、主審が駆け寄り適切な処置をして時間をストップさせた。セコンドの妻もレモンも見守るしかできない。顎尻おやじも

 ゆっくり、ゆっくり時間を使え

と心の中で祈る。

 そしてゆっくりと立ち上がるハウル。かなり痛そうではあるが…。その前に軽いハウルの相手選手への顔面パンチもあるので、これでお互い注意1で試合再開となった。

 この金的の影響が心配なところだが、なにかスイッチが入ったのか、今までの動きが変わる。

 ハウルの動かない城

 動くのだ…。

相手の突きに下段を合わせたり、特に膝が相手の体

 中心線

を捉えて、一瞬相手選手を後ろに退け反らせかつジワリと効かせているのが分かる。それが分かったのかセコンドのレモンにスイッチが入った。

 「腰落とせ、それや、膝!!」

と檄が飛ぶ。

 最近は妻の指示などは顎尻おやじには耳に入ってこない。何故かは分からないのだが…。考えられるのは最近というより、以前から試合の映像を後で音声ありで見返すと、顎尻おやじの檄もえげつない

 大声

であるのだが、さすが顎尻家の妻と言わんばかりのなのである。それをハウルやレモンが

 嫌がるのである

それに、どれだけ大声で言ったとしても少なくとも

  別空間

で戦っているハウルには届かない…。それが母の声でも…。

その為か、レモンの指示声の出し方が向上しているのだ。必死になって応援するレモン。そこにコート外から

 「下から、下から」

 「そこや、それ、それ、それ、それ、それ」

とハウルの攻撃を追付いするかのように

 言葉の援軍

を送るのだ。決してハウルには届いてないはず…。

 どれだけ虚しいものか…

想像していただけるだろうか…。

しかしその檄が聞こえてないにも関わらず、ハウルの攻撃が相手選手の体を確実に捉えていて、後半だけを見るなら

 ハウルが優勢

なのではないかと思えるぐらいの猛攻で試合終了の合図が。そして判定!!

 主審は引き分け

を示すも副審二人が相手選手の勝利に旗を上げ 

 ハウル

の負けが決定した。正直なところ前半のイメージが悪すぎた…。

 後半の動きが少しでも前半にあれば、また違った判定であったろう。これも

    課題

の一つである。

 この山を越えていれば優勝と言う二文字も見れただけに残念な試合となった。

そしてレモンの試合と行きたいところだが、今日は同じ道場のエース、

  中田家

なら

  とも言える白竹家

がきており、弟の

 セマイ君

が出場する。

 お兄ちゃんもウチの道場のエースの一人であるのだが、最近は学業なりクラブが忙しいのか出場がない。しかし、このお兄ちゃんも

 素晴らしい

兄なのだ。自分の試合がなくても弟の試合についてきては手取り足取りアドバイスを送る。そしてお父さんとセコンドに入って檄を送る。この姿を見るたびに顎尻家の妻は

 なんて素晴らしい、お兄ちゃんやろう!!

 ウチのハウルにもあんな優しいお兄ちゃんになってもらいたい

と願うらしい。

 レモンもいつも羨ましいと思っているとのことだが、顎尻おやじが見るにハウルもそれなりに成長して、必死になってレモンのミットを持ってアップをしたりセコンドで大声で応援している。

 あまり感情を伝えるのが下手

なだけなのだ…。ハウルなりにそこは成長してくれている様に感じる

話戻して、

  白竹家セマイ君の試合。

先日の桜塾の試合でも負けはしたものの

  いい試合

をしていたので期待していた。

 コート直近には、中田家顎尻家、更には試合待ちのホセ家(どうでもいい話だがホセ家の名前はホセメンドーサから頂いた。古いから誰も知らないか…)も陣取り応援体制。

 そしてセマイ君試合が始まった。距離を詰めるのも細心の注意を払って中に入るセマイ君

 一進一退の攻防

が終始続いた。試合が膠着状態になっているか?と思っていたら相手の上段セマイ君

 ヒット

して

 技あり

を取られた。コート直近にいた中田家顎尻家ホセ家全員

 やばい!!

と思ったであろう。しかし見かけより

 本当に強い心を持っているのだろうセマイ君

は怒涛の攻撃にでる。

 残り時間も少ない。セコンドから檄も入った。しかし、この時セマイ君

    何か

が変わったのを応援団は感じ取ったのではないか…。

 やばい、取り返す!!上段で取り返す!!

と言う無言のオーラが少なくとも顎尻おやじには伝わった。残り時間が少ない中、

  この子、諦めてないなぁ…。

  勝ちに来てる!!

そう思った瞬間、試合再開。セマイ君が積極的に相手の顔目掛けて上段を繰り出す。下に振ってからなんて思ってもいたのだが、

 上段で技ありを取るんだ

と言う気持ちが強すぎるのだろう、相手顔面に蹴りの雨あられ!!相手に蹴りを降り注ぐ強い意志のセマイ君。その意志が通じた様に、そして技ありを取った相手選手が守りに入ってしまったことにより(そう顎尻おやじには見えた…、知らんけど…。)セマイ君の上段蹴りが

 相手選手の顔面を捉えた。

    技あり!!

取り返した…。

そして試合終了。判定は、なんと逆転勝利したのである。小さい体ながら大きな意志を持つ

 セマイ君の勝利

久しぶり我が子以外で必死に応援したなぁ…って感じた試合だった。そしてセコンドから降りてくるセマイ君のお父さんの一言が顎尻夫婦を唸らせた。

 「しんどい試合やった…。」

 「苦しく、疲れた…」

と言う言葉に、

 同感

と勝手に烙印を押してしまった。そして一緒に見ていたハウルレモンに、

 「この親の気持ち??分かる??」

と問てみたくなった。

そして次にレモンの試合前に

 ホセ レフト

の試合。

 レフト君は久しぶりに試合が一緒になった。レモン同じ学年でレモンがギリ重量級レフト君軽量級。道場のユース等でもレモンはレフト君と練習試合すら当たったことがないと言っていた。そんなレフト君、すっかり見ないうちに成長していた様で試合開始早々、

 レフト君のコンビネーション

が相手選手の体を抉る(えぐる)。

 以前までは、こんなに素晴らしい流れでコンビネーションを使える子供さんでは無かった様に思っていたが、相当な練習をしてきたか、或いは意識を相当強く持って練習しているかのどちらかやなぁと思いながら試合を観戦させて頂いた。ハウルレモン

 レフト君

の巧みな試合運びとコンビネーションを褒めていた。諺に

 男子、三日会わざれば、刮目(かつもく)してみよ

と言う言葉があるが、まさしくその空手で示しているようなレフト君の戦いは

 全く隙のない圧勝

で終わった。

あまりの素晴らしさについついレフト君

 「めちゃくちゃ強くなったね。」

 「頑張ってるんやね」

と試合後に声をかけると

 「うん!!」

歯に噛んだ様に返してくれた。

 その後、残念ながらセマイ君もレフト君も惜敗する中、とうとう最後の最後レモンの試合が始まる。

 

満を持してと言う感じか…。レモンもちょっと待ち疲れの様な感じになっていると見受けられた。一緒の道場の子供達や親御さんも、まだ残ってくれている。そんな中、

 レモンの試合が始まる。セコンドはハウルと妻。そして場外から開始戦??について

  十時を切って、押忍

と挨拶するまでの所作は様になってきた。落ち着いた所作になってきている。大きな大会で有名選手の所作を見ている為か、自らが試合慣れしてきた為か…。そして試合開始!!

  お互い間合いを保持したまま、ファーストコンタクト

まで行かず。それでもお構いなしに間合いを詰めるレモン、下がる相手選手。

   少しビビっているのか??なぁ

と思っていると一気にレモンが間合いを詰めて突き等の攻撃で相手を場外へ追いやる。

 後で考えると結果的にこれが良く無かったのかもしれないと思わされた顎尻おやじ。ここかコンタクトの激しい試合となっていくのだが、レモンの中で多分

 勝てる!!

と思ったのではないか…。更にコンタクトを重ねるに

 ビビっていた相手選手が、この相手ならイケル!!

と思ってきた様で、この互いの勘がレモンにとって悪い方に方に向かってしまう。徐々に相手選手の攻撃が先に当たり、レモンの攻撃

 ワンテンポ

遅れる展開になり、レモンの攻撃が上手く相手選手の体を捉えなくなっていった。そして、気持ちだけが前に行く様な展開になった刹那(ちょっと刹那、使いすぎ感があるがお許しを)相手選手の

 胴回し回転蹴り

雷鳴の如くレモンの顔面にヒットした。レモンの後述によると

 「俺はちゃんと反応して受けた!!」

と言っていたが、完全にその受けの間を相手選手の足が通ってレモンの顔面を直撃

 主審、副審が一斉に技ありの旗を示す。副審に平木先生が居たなぁ…、今更ながら)

    アカン、やられた…

と顎尻おやじは心の中で呟いたが、周りもセコンドも、レモンも感じただろう。そしてこの後もレモンが相手選手を攻めるが時すでに遅し。そして先ほどの白竹さんところの弟、セマイ君とは違って

  技ありを取り返す!!

  上段を果敢に狙う!!

と言う感じは全く見られず、試合終了!!

 残念な試合をまた落としてしまった。正直なところ、ウチの二人が真剣に空手に取り組み、他流派の試合に出る様になったのも1年前から。そんなところで

    勝ち

を取れるわけではないし、そうそう甘くはないのは承知の上だが…。ハウルもそうだが

 勝てる試合、もう一歩、ほんのもうちょっと頑張れば手にする勝利を逃している…。

 逃しすぎているのだ…。

 それは、多分、気持ちだろ…。

 全て根性で片付けるほどアホではないとは思っているが、ウチの二人に足らないのは

 技術や、体格、スタミナ等ではなく、

   明らかに勝ちに対する拘り、根性が足りない

のだ。それが普段の練習態度にもなっていると思う。もう一度考え直してほしい。見習ってほしい。

 根性

と言うものを。愚かなことを言っているのかもしれないが、考える余地はあるよ…。

それでは、また…。つづく。

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