新婚旅行は辛いよ。

旅行

顎尻おやじは苦手な物が多すぎる。

 今日はね、妻との新婚旅行の話。もう15年以上も前の事ですが、結構面白いので皆さんに披露。

 実はですね。顎尻おやじは結構、苦手なものが多いんです。

 酒、タバコ、高いところ、注射、歯科医etc。

書けば書くほど出てくるのですが、特に苦手なのが

 飛行機 

 ✈️

 いやはや、あんな重たいものが安全に飛び続けられるって思えないタイプで、当然、離陸、着陸も苦手。神に祈るだけ。別に信仰しているものもないですが、助けてくれるなら何の神でも頼り、祈るタイプ。

 

 また、閉所恐怖症やから、飛行機なんかの狭い空間も苦手。特に飛行機のトイレも危険地帯。これまでにも飛行機はあんまり乗ったことがない。余程の決意がないと乗れない。結局、弱虫。

 そんな顎尻おやじが新婚旅行に選んだのが、自然豊かな

    バリ島。

ここの自然に触れられるなら、一度死んでもいい。って思ってバリ島に決定。(また、大袈裟な…。)

 本来なら、妻が意見しても良い新婚旅行であるが、妻は学生時代から結構海外に行っているらしく、その時はそれ程行きたい国も無かったようで。

 まあ、それよりも顎尻おやじが

  飛んで行ってもエエ

と思える国であることが大事やった。

 

 そこで、バリ島。一択。

 大自然に海が大好きな顎尻おやじがバリ島を選んだのは必然、当然。

  そんなこんなでバリ島に行ったのですが、これがまた、いやはや、大変、大変。

 まず行きの飛行機で私が全く立たない事に妻が気づき…。私に、

「もしかして、飛行機が怖くて、立てないの??」

と言うので瞬きせずに、

「はい…。」

正直に情けない回答。呆れる妻。

 

 当然、トイレにも行きたくない。行きたくなっても行きたくない。絶対頑張ってトイレに行かないと誓う程、怖い。それでも一回は行った。行ってしまった。出るものも出ず…。

 また、数時間のフライトの中、多分寝なかったのは顎尻おやじとパイロットと客室乗務員だけやと思う。(知らんけど…。)

 自分の中では瞬きすらしてなかったはず。(知らんけど…。)それぐらい怖い。恐怖。

 寝ている間になんかあったら…。

そう思ったら寝れない。立てない。硬直状態。

 「シートベルトを外してください」

との客室乗務員の優しいアナウンスがあっても

 「誰が外すかーー」

  「俺は騙されんぞーー」

って感じ。肩に力が入ってカチコチ状態で精神もやられ気味。

 

 ひとり起きている俺に、愛想笑いをしてくれる客室乗務員にも、

   引きつった笑顔で睨みつける

顎尻おやじ。

 まあ、大変なんですわ。顎尻おやじが飛行機乗るのってね。もし飛行機が得意なら、もっとお金貯めて若い頃から海外に行っていたと思う。英語なんて喋れなくてもね…。日本大好きなんですが、飛行機乗らないと外国に行けないのが私には辛い。

 だから妻からはウザがられる。

当然である。。。

 着いたら着いたでね、めちゃくちゃ楽しいんやけどね水と食べ物が合わん。まあ、水が合わんのは当然やからしゃあないとしても食事も合わん。

 顎尻おやじは果物が大好きなんで、果物は全てOKって感じなんですが、スパイシーな料理がアカン、ダメ、アウト。ひどいと下痢。元々辛いのが苦手なお子ちゃま口なんですが、辛すぎると食べれない。無理して食べると下痢。下痢。

 バリ島で一人、

ビー○ルズ

の名曲

Let It B○

を絶叫して歌ってる。

 ゲリピー、ゲリピー、ゲリピー、エイ、ゲリピー…。(太字にする意味ない…。)

 (ファンの皆さん、ごめんなさい。知らんけど…。)

 それぐらい腸が弱い。普段から腸が弱い男の子。それがスパイシー料理に犯されると…。二進も三進も行かない状態に。

 それに引き換え鋼鉄の胃と腸を持つ妻は何を食べても、

 美味い。美味い。

 ほんまに、うまいもんは、ウマイ。

らしい。ガチョウ??を食べても、魚を食べても完食、完食。びくともしない腸と胃をお持ち。

 流石、伏魔殿と呼ばれる我が家に嫁いできただけのことはある、超人女性。それに引き換え顎尻おやじは…。。。トホホ…。。。

 多分、妻は腹の中で、

「お前がこの国選んだんやろうがーーーーーーーガオー」

って感じやったと思うんですが、天使の様な妻は一切そんなことは言わず…。言わないのがまた、プレッシャーで…。

 

 まあ、それでもね。たくさんの果物やパンなどでお腹を膨らしてね帰る日が来たんですよ。バリ島を満喫してね。本当に豊かな自然の中で、スパなんかしたりして。ええ思い出ばっかり。(嘘みたいに聞こえるけど…。)

 また、帰りの飛行機。当然行きと同じ状態。妻は呆れ。

でも怖いのをよそに無事に空港に到着。そしたらね、急に顎尻おやじは○便に行きたくなって洋式トイレに駆け込んだの。空港のトイレ…。

 トイレから戻ってきた妻は顎尻おやじに

「なんでトイレに入って30分もかかるの?」

「まだ、お腹痛いの、調子悪い??」

って心配そうに若干キレ気味に聞くので正直に答えたの。

「いやね、日本に帰ってきてホッとしたのか、大量の○ンコでね、便所詰まって流れなくなって対処しててん…。すんません…。」

って言ったら、バリ島のお面、

   バロン

みたいな顔して呆れてたわ。

「すんません、こんな顎尻おやじをよろしく。」

って感じで空港を後に。(知らんけど…。)

               つづく…。

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