8月は戦いの夏、緊張(金鳥)の夏②

空手

連戦、連戦の8月の初戦。ハウル、デカい相手に力負け!!

 本日も行って参りました。ハウルとレモンの空手大会連戦日記の始まりです。

 本日、とある空手大会に午前中は、レモンが初中級。午後からは怪物君のハウルが上級に出場。二人とも初めての大会で防具も若干違うが、それほどその辺りに不安はなさそう。

 でも、朝起きると金鳥の夏に二人してなるようで…。

 なかなか先が思いやられるような雰囲気の中、妻と四人でいざ出陣

 受付を済まし、レモンの試合までも結構時間がある。それまでに着替えたり、アップをしたりする。今日はハウルが午後なので、レモンのアップをハウルがしてやる。少しぐらい兄弟らしいところを見せてもらいたいものである。

 試合が近づくと緊張が増してくるのか、いつもは面白いことばかり口にするレモンであるが、若干、口数が少なくなってくる。更に、午後からのハウルがすでに、三度もトイレに駆け込む始末。今日も嫌な雰囲気…。

 

 そして、レモンの試合。セコンドにはハウルと妻がつく。顎尻おやじは

    うるさい

からとの理由で除外。映像係。思いが届けられないと少し不満

  おやじって辛いなぁ…。

 

 レモンは1回戦はシードで2回戦から。メンバーを見ている限り普段通りに戦えば勝てない相手ではない。試合始まり

 レモンのペース

で戦えている。技ありを奪えそうであるがレモンも初戦で少し硬いか??それでも以前までとは違い、こちらのアドバイスも聞こえて危なげない戦い。そして判定。

 旗が三本レモンに上がり、勝利。

 そして、一戦のみ休憩してすぐに決勝。試合間隔がないのでバテないか心配したが、行けそうな雰囲気のレモン。ハウルも的確なアドバイスを送っている。妻も1試合勝て若干すでに嬉しそう。

 ここから決勝戦。ここまで来ると大概、気持が強い方が勝つ。

そして試合が始まりイキナリ、レモンの上段蹴りが炸裂するも審判取らず。そのまま流れて試合続行。その後も、妻もハウルも必死に応援し、レモンお得意の

 上段前蹴りが炸裂し、技あり。

そして終了間際、さらに

 上段前蹴りが炸裂し、

 合わせ一本の快勝で、優勝。

同門の親子も応援してくれていて、みんなで喜んだレモンの勝利。まだまだ上の強いクラスがあるが、これまで何度も敗戦してきた我々弱小家族にとっては、

 それは、それは大きな一歩。

そして、レモンに取っては良き

 成功体験。

 レモンだけでなく、ハウルも喜び一際、妻が喜んでいたことが顎尻おやじも嬉しかった…。そして

 ドヤ顔

で表彰状とトロフィーを持って記念撮影するレモンが

 眩しかった…。

 ええ顔してた。

 そして、昼からは怪物君、ハウルの登場だ。そこで時間があるので近くのお弁当屋さんに勝利したレモンと共に意気揚々と弁当を買いに行ったが、ハウルは、

 「買ってきた弁当、要らん」

とぬかす。

 熱中症対策のアクエリアスさえ喉を通らないほどの金鳥マット。すでにココで勝負あったかんじがするが…。

 そして、金鳥マットのハウルを尻目に勝利したレモンは大好きな唐揚げ弁当を平らげニッコニコ。

 そしてハウルの試合が近づき、顎尻おやじとアップをしているとハウルの動きがエエ。足を若干前回の試合で痛めたので思いきいりけれないも、エエ動きをしている。若干、

 行けるかも???????

って勘違いさせるぐらい。しかし、それも束の間、ハウルが対戦相手を見つけたようだ。そして妻と私にご丁寧に紹介してくれる。

 「ヤバイ、デカすぎる。」

 「それに、黒帯や」

 「バケモンや、185センチはあるで〜〜」(ハウルはいつも対戦相手がデカく見える癖がある。)

 しかし、冗談ではなく、これまで対戦した中で最高のビックサイズ。ほんまにこの年齢??って思うぐらい。どうかなぁ、顎尻おやじがみて、181センチ、体重80キロ後半か?類稀な体格。ウチの怪物君のハウルでも十分な体格であるが、二回りはデカいか?

 確かに、過去最大級ではある。

 でも、でもである。ハウルが100%の実力を出せば

    勝てる相手

に見えた。試合までの立ち回りやアップを見てても、それほど器用さはない選手。今の子の言い方で言えば

    ワンチャン

行けるかも??

と親は甘い観測。妻も相手のデカさに驚くも、ハウルに負けないよう葉っぱをかける。レモンも自分が勝って気分を良くしているから、お口も快調でハウルに葉っぱをかける、かける。当のハウルは既に10戦ぐらい戦った後の顔をされている。多分、お得意の

 相手を怪獣に仕立て上げている

のであろう。

 

 そして試合が始まった。確かにデカい。今日の大会全体で1番デカい二人の戦い。ハウルも負けじと対峙するも、確かにデカい相手。でも、でもである。試合が始まりお互いデカさにビビったのか警戒しているのか、見合ったまま間合いの削りあい。

 

 しかし1分半の試合である。見ててばかりでは勝てない。二人とも動く。相手は重い体重をフルに生かした突きと下段蹴り。ハウルは押され負けしないように耐えて、上段を狙う。相手セコンドから「上段を気を付けるように」とアドバイスが飛ぶ。

 それでもハウルは上段を狙わないと勝てない相手。相手より動いてマトを絞らせない作戦。

 多分、今までそんな戦いしたことない。ハウルは弱いけど、いつも相手は自分より間違いなく小さかった。だから自分がフットワークを使って戦うとは思ってもみない。

 しかし、やはり世間は広い。こんなにも大きな男の子がいるとは、この年齢で…。

 まさしく例えるなら

    

のようであった。大きな相手選手の周りを足を使いながら回り、上段を狙うハウルと強引にその体格と体重をフルに使って体当たりしてくる相手選手。重い突きで体を動かせず、技ありを取られるハウル。そして、ここで試合終了。

 相手選手に三本の旗があがる。

 ハウルの完敗である。

でも、でもである。妻はいつもと違ってニコニコである。

 「負けっぷりが今までと違って良かった。」

 「あれだけデカい子に試合まではビビってたけど、試合になれば前に出る意識が見えた。」

 「良かった。次につながる負けや」

と珍しく、褒め称えた。

 負けにもエエ負けと、悪い負けが確かにある。そういう意味でハウルは完敗したが

    良き勉強

となったであろう。まだ、月連戦、始まったばかり。ハウルにも頑張ってもらいたいものです。

                つづく…。

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